スマホ連携で撮影データを簡単転送、都市部でもスマートに天体観測できる「eVscope」(イーヴィスコープ)
上の動画は5分で「eVscope」の9割が分かります。
宇宙がクリアに見える
これまでぼんやりとしか見ることができなかった無数の星を、はっきりと細部まで色鮮やかに観察可能にした天体望遠鏡「eVscope」(イーヴィスコープ)。Unistellar社の素晴らしい技術がいくつも使われているのですが、文字だけでは想像しえないほど全く新しい望遠鏡です。スマートフォンアプリと連動することで天体に詳しい方から初心者の方まで簡単に使用していただけます。
eVscopeの特徴
1.色鮮やかにハッキリ見える
eVscopeの「エンハンストビジョンテクノロジー」という特許技術により、光を増幅させること、かすかに見える天体のライブ観察を可能にします。これにより銀河や星雲、彗星などを色鮮やかではっきりと観察することができます。
2.知識に関係なく楽しめる
eVscopeでは何千万もの星の座標データベースと比較することで、視野内の天体を瞬時に認識します。これにより、eVscopeの自動追尾・ポインティングシステムは非常に正確で使いやすいものとなっています。
また、自動フィールド検出機能により観測している天体の情報(地球からの距離など)も教えてくれるので、天体知識に関わらず天体観測を楽しむことができます。
3.簡単セットアップと持ち運びサイズ
eVscopeは非常に使いやすいように設計されています。初めての方でも、eVscopeをセットアップして天体に向けて撮影するのに10分もかかりません。(星座の知識や極星の位置合わせは必要ありません)三脚をセットアップし、望遠鏡を取り付け、アプリを起動するだけ。それはとても簡単です。
さらに、その性能の割にコンパクトサイズなeVscopeはバックパックに収まる持ち運び可能サイズです。
4.宇宙科学に貢献できる
eVscopeは科学者にとっても貴重なツールとなっています。米国のSETI研究所とのパートナーシップにより、あなたがeVscopeで天体観測をすることで、科学者たちをサポートすることに繋がります。
ハッキリ見える「エンハンストビジョンテクノロジー」
Unistellarのエンハンストビジョンテクノロジーは、小さい光もピックアップするソニーの超好感度センサーで短時間で光を蓄積する技術と、望遠鏡内臓の算出モジュール上で行われる独自開発の画像処理アルゴリズムという2つの特許技術からなっています。
この技術により増幅された画像は、見る人の目に鮮明で非常に高いコントラストで映し出され、ライブ感のある天体観測を実現します。センサー設定や画像処理パラメータは自動的に調整されます。
観測条件(光害、月相、天候など)や観測する天体にもよりますが、従来の大型望遠鏡の接眼レンズ越しでも見ることが難しい銀河や星雲の美しい色や形が、数秒から数十秒で見ることができます。
「自動フィールド検出機能」
AFD(自動イールド検出機能)ソフトウェアは視野内の天体を自動的に検出し、2000万個の星座標データベースと比較することで、その方向を特定する特許技術です。
磁気加速度計、電動マウントを組み合わせることで、AFDはeVscopeが自動的に天体座標に合わせ、正確に焦点を合わせます。ユーザーはスマートフォン上で、ポイントされた天体についてのコンテクストを含めた情報を見ることができるので、天体に詳しい方から初心者まで楽しむことができます。
あなたの観測が宇宙科学に貢献する
エンハンスドビジョンテクノロジーと自動フィールド検出精度の高さから、eVscopeは科学者にとっても貴重なツールとなっています。
米国のSETI研究所(地球外知的生命体探査)とのパートナーシップより、あなたを世界中のアマチュア天文家ネットワークにつなげ、これまでにない観測のあり方を提供します。太陽系外惑星や地球近傍天体の通貨など、特別な天文学イベントをあなたが観測することで、科学者たちをサポートすることができます。
実際に2019年の夏には、約160光年先と280光年先に木星規模の太陽系外惑星の通過を観測したり、2019年9月にはOrus(小惑星)の掩蔽(えんぺい)を誰よりも早く観測したことから、NASAのLucy(ルーシー)計画にも貢献しました。
サポートするには
eVscopeのアプリ
Unistellarのアプリは無料で利用でき、Wi-FiでeVscopeと接続しワイヤレスで操作するとこができます。正確な位置情報把握が完了すれば、観測したいオブジェを選ぶと自動的にレンズを向けます。アプリではあなたの観測情報も管理します。
細かく観測したいという方のためのエキスパートモードもあります。アプリ内のジョイスティックを使い手動で観測したり、明るさや露出等も操作が可能です。
持ち運び可能なサイズ
光学設計と電子部品の優れた機能によりフォームファクタをコンパクトにし、エンハンストビジョンテクノロジーによってミラーサイズを小さくすることができたeVscopeは、持ち運びが可能なサイズです。
さらに、自動フィールド検出機能の正確さにより、eVscopeの三脚は面倒な赤道儀式架台ではなく経緯台を使用することができました。
製品仕様
- 製品モデル : eVscope v1.0
- 光学倍率 : 50倍
- デジタル倍率 : 最大400倍(最大150倍を推奨)
- 最大等級 : 1分間最大16等星、数分間の優れた条件下で最大18等星
- 口径 : 4.5インチ
- 焦点距離 : 450mm
- 三脚タイプ : 電動経緯台
- 本体サイズ : 高さ65㎝、幅23㎝(三脚含まず)
- 重さ : 9kg(三脚を含む)
- 電源供給 : USB-C(本体側ユニット)
- センサーモデル : SONY IMX224
- バッテリー駆動時間 : 約9時間
- バッテリー容量 : 15,000mAh
- ワイヤレス接続 : Wi-Fi 2.4GHz(スマートフォン操作用)
- OLED ディスプレイ
- 方位磁石、3軸加速度計
- 同梱物 : eVscope本体、バーティノフマスク(鏡筒に付属)、三脚、クイックスタートガイド、ユーザーガイド、アクセサリーボックス・ツール
その他の機能
- 自動フィールド検出機能
- 自動ピント調整
- 自動天体追跡
- フィールドローテーション
- 高度画像処理機能
- 高度センサー機能
- 光害の影響軽減
Unistellarのメンバー
FAQ
Q1.セットアップや使用方法は簡単ですか?
A1.ユーザーフレンドリーを目指しeVscopeを設計しています。初めての方でも、通常10分以内でeVscopeのセットアップが完了し、天体観測を始められるように、できるだけユーザーフレンドリーを目指しeVscopeを設計しています。(星座の知識や極星の位置合わせは必要ありません)。
三脚をセットアップし、望遠鏡を取り付け、アプリを起動するだけ。それはとても簡単です。
Q2.持ち運びはできますか?
A2.eVscopeは 約9㎏(三脚を含む)で持ち運びもしてただけます。望遠鏡本体のサイズは高さ65㎝、幅23㎝で、三脚も伸縮可能でコンパクトになります。
Q3.eVscopeでは何が見えますか?
A3.彗星、星団、小惑星、超新星、さらには多くの銀河や星雲の形や色を観察することができます。
Q4.月や太陽系の惑星の観測はできますか?
A4.eVscopeで木星や土星などの月や惑星を見ることができますが、これらの天体は非常に明るいため、従来の望遠鏡よりも見えづらくなります。ただし海王星や天王星、冥王星は非常に遠くにあり暗いため、例外となります。
Q5.望遠鏡で観測した天体の画像をスマートフォンに保存することはできますか?
A5.はい、eVscopeで観測した銀河や星雲の画像は、スマートフォンですぐにダウンロードできます。保存した画像はアプリに保存され、スマートフォンの画像ギャラリーにコピーされます。
Q6.カメラアダプターを使用したり、デジタル一眼レフカメラをeVscopeに適合させることはできますか?
A6.eVscopeは、銀河や星雲のカラフルな画像を見るために必要なすべての機能を、コンパクトで軽量な望遠鏡に搭載し、接眼部から直接見ることができるように設計されています。撮影した画像はスマートフォンに保存され、パソコンに簡単に転送することができます。現在のところ、eVscope用のカメラアダプターの発売は予定しておりません。