スマートホームの始め方。スマートカーテンは留守中のセキュリティ対策に

朝起きる時間にはエアコンが自動でオンになり、カーテンが自動で開く。そして、就寝時には自動で寝室の間接照明が点灯している――。そんな憧れの「スマートホーム」は、思った以上に簡単に実現できます。
プラススタイルの「スマート家電」を使えば、“いつもの自宅”をそのままに、ちょっとずつスマートホーム化させられます。何十万円もする高価な家電を買う必要はありませんし、大掛かりな工事も必要ありません。アプリやサービスの利用も無料です。
スマート家電は、アプリからリモコン操作ができるほか、カスタマイズをしておくことで時刻などをトリガーに自動制御することも可能。たとえば、夕方にカーテンが自動で閉まり、照明が点灯するようにセットしておけば、外出時の留守を悟られることなく、セキュリティの観点でも役立ちます。
スマートカーテンを使ったおすすめレシピ
スマートカーテンは、カーテンレールに装着することで、カーテンの開閉を自動化できるスマート家電です。取り付けに使うパーツは、複数種類が同梱されていますので、大抵の場合カーテンレールの形状を問わずとも利用できます。
カーテンユニット(左側2つ)と、Wi-Fi接続ユニット(右端)。通常価格ではカーテンユニット1台が1万800円、カーテンユニットx1とWi-Fi接続ユニットx1のセットが1万3800円
「スマートカーテン」の正体は、実は2つの機器です。1つは、カーテンレールに固定して実際にカーテンの開閉を行うデバイス「カーテンユニット」です。本体にセットした乾電池で駆動し、タイヤを回してレールに沿って動きます。これが物理的にカーテンを引っ張ってくれる仕組みです。
なお、カーテンユニット単体で利用する場合には、スマートフォンのアプリに直接カーテンユニットを登録して、スマートフォンとデバイスがBluetoothで接続することになります。もう1つの機器は、「Wi-Fi接続ユニット」です。こちらは外出時など、Bluetooth接続でスマートフォンとカーテンユニットが接続できないときに備えて、両者を中継する役割を持ちます。
外出時などにもスマートカーテンを操作したい場合には、スマートフォンのアプリに、まずWi-Fi接続ユニットを登録し、そのWi-Fi接続ユニットに対して、カーテンユニットを接続します。これで、スマートフォンとWi-Fi接続ユニット間がWi-Fiで繋がり、Wi-Fi接続ユニットとカーテンユニットがBluetoothで繋がります。
スマートカーテンの自動化設定は、照明のオンオフと組み合わせるのがおすすめ
スマートカーテンは「+Style」アプリから手動で操作できるほか、設定に基づいて自動制御することも可能。複数の機器を同時にコントロールしたり、スマートスピーカーやスマートフォンの音声アシスタントのから操作することもできます。
ちなみに、カーテンユニットを装着したカーテンを開けるときには、手でデバイス部分をちょっと押すことでも自動開閉がスタートします。換気で窓を開けたいようなタイミングで、いちいちアプリを操作する必要はないので、覚えておきましょう。
スマートカーテンの連携候補としては、スマートLED電球やシーリングライトなど、照明機器類との組み合わせがおすすめです。日没のタイミングでカーテンを閉めたり、電気を付けたりする作業を自動化できますよ。また、起床時刻に合わせてカーテンを自動で開けつつ、リビングの照明をオンにするといった制御も考えられます。
春の新しい挑戦として、まずは試しに窓1つの自動化から、スマートホームにチャレンジしてみてはいかがでしょうか? 使い勝手が気に入った場合には、カーテンユニットを追加購入し、スマート化する窓を増やせますよ。