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シーリングライトとはどんな照明?自分の部屋に合う選び方も解説

シーリングライトとはどんな照明?自分の部屋に合う選び方も解説

皆さんのご自宅ではシーリングライトを使っていますか?一言でシーリングライトといっても、形や色、調光やタイマー機能、スマート機器と連携できるタイプなど、さまざまな種類があります。 そこで今回は、シーリングライトの種類や最新のシーリングライトのご紹介をします。皆さんのご自宅に合うシーリングライトの選び方も解説します。

シーリングライトとは?

ここでは、シーリングライトの特徴やメリット、シーリングライトで主に使われている照明の種類について説明します。

特徴

シーリングライトとは、吊り下げる照明とは異なり、天井に直接据え付ける照明器具です。室内で最も高い位置である天井から広い範囲をまんべんなく照らすことによって部屋全体を明るくできるため、主に部屋のメインの照明として設置できます。天井に直接照明を取り付けるためスペースをとらず、部屋をすっきりと見せる効果があることもシーリングライトのメリットです。 シーリングライトの取り付けには、住宅の天井にあらかじめ設置されている「引っ掛けシーリング」コンセントを利用します。引っ掛けシーリングがない部屋にシーリングライトを設置したい場合は、専門の業者による配線工事が必要です。

主流はLEDライト

以前のシーリングライトは蛍光灯を使用するものがほとんどでしたが、現在は主にLEDライトが使われています。たとえば、大手メーカーが出している家庭用シーリングライトの最新ラインナップをみると、すべてLEDタイプです。 LEDライトは消費電力が少なく電気代を抑えられることに加え、蛍光灯に比べて3~6倍も長持ちします。一般的な照明器具でランプ部分の寿命を比較すると、蛍光灯が約6,000~12,000時間であることに対し、LEDライトは約40,000時間です。LEDライトを1日10時間程点灯するとしたら、8〜10年は使用できます。 デメリットは、蛍光灯タイプの照明とは異なり、LEDシーリングライトは本体とLEDライトが一体化しているため、LEDライトの寿命がきた場合はライトのみを交換することはできません。本体ごと取り替える必要があります。

シーリングライト以外の照明には何がある?

シーリングライトを以下のようなライトと組み合わせて使うケースもあります。

  • ペンダントライト 天井からチェーンやコードでつり下げるタイプの照明です。狭い範囲を強く照らし、明暗がくっきりと出るため部分的な空間演出に向くという特徴を生かして、主にテーブルの上などに設置されます。
  • ダウンライト 天井に直接埋め込むか天井に平面的に設置するタイプの小型照明です。ライトの向きを変えられるため、スポットライトのような使い方もできます。ダウンライトだけでは明るさが足りないため、メインの照明には不向きです。
  • スポットライト 部分的に照らす性質の照明器具で、天井に設置するタイプのほか、好みの場所に取り付けられるクリップタイプもあります。机やベッドなどを照らす家庭用スポットライトも増えています。

家に合うシーリングライトを選ぶときの4つのポイント

 

自宅を理想の空間にするためには、照明の選び方も重要です。皆さんの部屋にはどのようなシーリングライトが似合うでしょうか? ここでは、シーリングライトを選ぶ主な基準として「部屋の広さ」「光の色」「デザイン」「機能」について説明します。

①部屋の広さで選ぶ

部屋の広さで選ぶ

シーリングライトを使用する部屋の広さや用途、使う人の年齢などに合わせて、適した明るさのシーリングライトを選ぶことが大切です。LED照明器具の全体の明るさを定格光束(器具全光束)といい、どちらも「lm(ルーメン)」という単位で表します。(一社)日本照明工業会の規定によれば、部屋の広さによって必要な明るさの目安は以下の通りです。 4.5畳まで:2,200〜3,199lm 6畳まで:2,700〜3,699lm 8畳まで:3,300〜4,299lm 10畳まで:3,900〜4,899lm 12畳まで:4,500〜5,499lm 14畳まで:5,100〜6,099lm ただし、勉強や仕事などで文字を書いたり、文章を読んだりすることが多い方の部屋には、基準の対応畳数より一段階ほど明るいシーリングライトをおすすめします。年配の方の生活空間にも明るめの照明がおすすめです。 +Style(プラススタイル)で扱っているシーリングライトについては、以下のページでご確認ください。
【+Style ORIGINAL】+Style LEDシーリングライト(安心の2年保証)【6畳・8~10畳】
多彩なIoT機能を搭載したエンタテイメントライト「マルチファンクションライト MFL-2000S」
aptX LL対応Bluetoothスピーカー搭載、スマホやリモコンで操作可能「Sony マルチファンクションライト MFL-2100S」

②白?暖色?好きな色で選ぶ

ライトには「電球色」「昼白色」「昼光色」の3種類があり、ライトの色調によって部屋の印象が変わります。

  • 電球色 オレンジがかった暖色系の色調でリラックスできるため、寝室やリビングなど、ゆったりとくつろいで過ごしたい部屋の照明におすすめです。電球色は料理がおいしそうに見える色調ともいわれており、ダイニングの照明にも適しています。
  • 昼白色 白っぽく自然光に近い色調のため、外出前の洗面や整髪・メイクをする部屋や、洋服を選ぶ部屋に向いています。空間を清潔に見せる効果もあるため、玄関やバスルームにも合う色調です。
  • 昼光色 青白い寒色系の色調です。細かい作業に集中しやすくなる効果を期待できるため、仕事や勉強、裁縫などをする部屋の照明に適しています。

③丸形?薄型?デザインで選ぶ

LEDシーリングライトには、さまざまな形やデザインの製品があります。最も多いデザインは円盤型タイプです。その他にも、部屋をすっきりと見せる効果がある薄型タイプや、スタイリッシュに見せるスクエア型タイプなどもあります。 シーリングライトの素材もさまざまです。和室の照明なら、木材や和紙など自然素材を使った、ぬくもりを感じさせるデザインのライトを選ぶことによって、和風の落ち着いた雰囲気が演出できます。モダンな雰囲気の洋室なら、機能的でスタイリッシュなデザインのライトがぴったりです。

④機能で選ぶ

シーリングライトの中には、単純に部屋を明るく照らすだけではなく、調光・調色機能やタイマー機能、IoT対応など、さまざまな便利機能を兼ね備えている製品もあります。それぞれの機能でどのようなことができるかについて、以下で紹介します。

1 調光・調色機能

調光とは光の明るさ、調色とは光の色合いを調節することです。明るさと色合い、それぞれを段階的に調節できる機能を搭載したLEDシーリングライトもあります。たとえば、昼と夜とで照明の明るさや色合いを調整することによって、それぞれの時間帯に合った雰囲気を演出するといった使い方が可能です。集中して仕事をしたいときとリラックスしたいときで、明るさや色合いを変えるのもよいでしょう。また、部屋の明るさをセンサーで感知し、自動的に調光・調色をコントロールする機能を持つ製品もあります。

2 タイマー機能

タイマー機能が付いたLEDシーリングライトでは、あらかじめ設定した時間にライトを点灯・消灯させることができます。たとえば、起床時間に合わせて部屋を少しずつ明るくする、就寝時間に合わせて自動で消灯するなど、ライフスタイルに合わせた設定が可能です。規則正しく健康的な生活習慣づくりに、タイマー機能搭載のLEDシーリングライトが役立つかもしれません。

3 IoT対応

IoT(Internet of Things)とは、インターネットと専用アプリを使用して機械や器具を遠隔操作できる機能です。IoTに対応しているシーリングライトを導入すれば、外出先からでも、スマートフォンの専用アプリでシーリングライトを操作できます。 Google HomeやAmazon Echoなどのスマートスピーカーと接続できる機種なら、音声でシーリングライトの点灯・消灯や調光・調色をすることも可能です。IoTに対応した他の家内設備とシーリングライトを連携させることで、さらに生活が便利になります。

シーリングライトの取り付け方

シーリングライトの取り付け方

シーリングライトを設置したい部屋の天井に引掛けシーリングやローゼットが付いている部屋なら、自分でライトの取り付け作業ができます。ただし、引っ掛けシーリングがない場合は、専門業者による配線工事が必要です。 シーリングライトの取り付けは、以下の手順で簡単にできます。

  1. 引掛けシーリングまたはローゼットに付属のアダプタ(スペーサー)を取り付ける(埋め込みローゼットの場合は不要)
  2. アダプタにシーリングライト本体を合わせて押し上げる
  3. アダプタから出ているコネクタをシーリングライト本体の端子に差し込む
  4. カバーをつけて完了 くわしくは「シーリングライト 取り付け」の記事をご覧ください。

loT対応型で便利に!おすすめのシーリングライト

これからシーリングライトを購入しようと考えている方は、loTに対応した最新のシーリングライトを検討してはいかがでしょうか。おすすめの4製品を紹介します。

スマートLED電球 (調光) /E26

Wi-Fi環境でスマートフォンやスマートスピーカーから簡単に操作が可能、ソケットに取り付けるだけで工事もWi-Fi連携ハブも不要な、スマートLED電球です。生活シーンごとに明るさを無段階調節できる他、時間ごとに明るさを切り替える設定もできます。朝から日中は810lm(60W相当)の明るい光で足元までくっきり照らすことができ、夜は眩しすぎない、ほのかな明るさに調光が可能です。 スマホアプリ「+Styleアプリ」(App Store・Google Play)を使えば外出先からでも、照明の点灯・消灯やタイマー、調光などの細かい設定もできます。遠隔操作により、留守中の防犯対策への活用も可能です。

留守中の防犯対策への活用も可能

+Style LEDシーリングライト

Wi-Fi環境とスマートフォンさえあれば、すぐに使用を開始できます。シーリングライトとWi-Fiを連携するためには一般的に「ハブ」が必要ですが、この製品では不要。配線機器にシーリングライトを取り付けるだけで使えます。 家の中の離れた場所や外出先からでもスマートフォンの専用アプリ「+Styleアプリ」(App Store・Google Play)から簡単に遠隔操作が可能です。旅行中など長期間にわたって留守にする場合も自在に点灯・消灯することによって防犯対策になります。スマートスピーカーにも対応しており、音声による操作も可能です。

+Style LEDシーリングライト

マルチファンクションライト MFL-2000S

aptX LL対応のBluetoothスピーカー搭載、無線LAN接続でスマートフォンやスマートスピーカーから操作できる 多機能セットモデル(ユニット+ライト)です。ストリーミングミュージックアプリの音楽やテレビ音声を天井からアシストするため、臨場感のある視聴体験ができます。テレビ音声の遅延もなく、同時再生が可能です。 マルチファンクションライトを介して専用アプリからシーリングライト、テレビ、エアコンを操作できます(※)。また、Alexa・Google Homeなどのスマートスピーカーからの音声操作も可能です。24時間の明るさや温度・湿度のモニタリングや、人の動きを検知すると音と光の威嚇とメール通知も可能なため、留守中の見守りや侵入者への警戒にも使えます。 ※非対応機種もあります。

popIn Aladdin 2(ポップインアラジン 2) プロジェクター/スピーカー付シーリングライト

「高性能プロジェクター」と「高音質スピーカー」を搭載した、画期的な3in1シーリングライトです。「ポップインアラジン」の製品名は「魔法のような暮らしの体験」にちなんで名付けられました。 コードレスでスペースを取らず、簡単に取り付けできます。 人気の動画サービス(YouTube、Amazonプライム・ビデオ、 Netflix、Hulu、AbemaTV、U-NEXT、Paraviなど)を視聴でき、動画の検索も音声入力で簡単操作が可能。テレビと接続する設定と配線をすれば、地上波テレビや録画番組も視聴できます。「Spotify」や「radiko」の利用も可能です。

まとめ

シーリングライトは広い範囲を照らしてくれるだけでなく、調光・調色機能やタイマー機能、IoT対応機能など、便利な機能を搭載しているタイプも多く出ています。シーリングライトの購入や買い替えを検討している方は、あらかじめ、シーリングライトを設置する部屋の用途と必要な明るさ、使いたい機能などを調べたうえで、自分の部屋やライフスタイルに合うものを見つけてください。

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