eスクーターで公道を走るために必要な手順は?

やっぱり公道を走りたい!
eスクーターを購入したら、やっぱり道路を颯爽と走りたい。そう考える方も多いですよね。日本の公道を走るには、原動機付自転車と同様の手続きが必要ですが、逆に考えれば、それだけきちんとしておけば、自由に乗ることができるのです。
そこで今回は、eスクーターで公道を走るための手順をご紹介していきたいと思います。
eスクーターで公道を走るために必要なこと
まず、公道を走るまでの大前提をチェックしておきましょう。
①原動機付自転車に乗れる運転免許を持っていること
②購入するeスクーターが保安条件を満たしていること。
(バックミラー、ヘッドライト、ウィンカー、警音器、テールランプ、ナンバー灯などがあり、かつ、保安基準に示された規格を満たしているもの)「公道の走行が可能」として販売されている商品でない場合、上記の基準を満たしていないものもあるので、購入前に確認しましょう。
※上記画像はフリーマイルプラスの画像となっております。
③自治体で交付されたナンバープレートを取り付けていること。
eスクーターは、地方税法上の原動機付自転車に該当するため、軽自動車税(市町村税)の対象となります。軽自動車税を納付する際、ナンバープレートが交付されます。
④自賠責保険に加入していること
ナンバープレートはどうやって取得するの?
ナンバープレートの申請は、最寄り(自分の住民票がある)市役所・区役所で手続きができます。基本的には申請後、即日で交付されます。手続きの手順は次の通りです。
①手続きに必要なものを準備する
- ・本人であることを証明するもの(運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカードなど)
- ・販売業者から受け取った販売証明書
- ・印鑑
- ・軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書(申請書は窓口にありますし、自治体によってはホームページからダウンロードもできます)
②申請手続きを行う
最寄りの(自分の住民票のある)市区町村役所で申請を行います。
「軽自動車税申告(報告)書兼標識交付申請書」に必要事項を記入して提出します。手続きは原則無料です。
③ナンバープレートを受け取る
「ナンバープレート」と 「標識交付証明書」は、基本的に即日交付されます。これを受け取ればナンバー登録は終了です。
④ナンバープレートを車体に取り付ける
※上記画像はフリーマイルプラスの画像となっております。
⑤自賠責保険に加入する
eスクーターは原動機付自転車と同じ分類になるため、公道を走るには、自賠責保険に加入が必須です。そのステッカーをナンバープレートに貼付する必要があります。
こちらは自治体ではなく、保険代理店で加入手続きを行います。コンビニなどでの手続きもできます。手続きの時に自治体で交付された「標識交付証明書」が必要になります。
これで、公道で走行する準備は完了です!
ヘルメットをしっかり着用し、交通ルールを守って楽しく走りましょう。
ナンバープレート取得に必要な書類や費用は、自治体によって多少の違いがあります。事前に自治体のホームページなどでチェックしておくと、申請の作業がスムーズに進みます。
「補足ですが、ナンバー取得のときに注意が必要です。eスクーターのブレーキは、前後のブレーキが独立した2系統と前後同時ブレーキの1系統の2つがあります。車両運送法では2系統でないとナンバーを取得することができません。もし、ブレーキが1系統のeスクーターでナンバーを付けて公道を走った場合、道路交通法違反で摘発させる可能性があるのと、事故を起こした場合、違法車両になるので保険適用外になります。ナンバー取得の際は、十分ご注意ください。(リアフェンダーを足で踏む形のブレーキは、2系統ではないのでご注意ください)」
※「公道を走行できるのはfreemileのみとなります(2021年3月18日現在)」