【レビュー】光触媒で除菌と脱臭、ノイズレスデザインも魅力の空気清浄機「ターンド・ケイ」

2020年の梅雨は、例年よりかなり長く続いたそうです。今年も暑い夏がやってきましたが、暑くなると気になるようになるのがお部屋の臭い。皆さんも心当たりありませんか? エアコンを切った部屋に戻ると暑さと共にムワァ〜ッとくる嫌な臭い。どんなに綺麗にしていても、住んでいると気付かない特有の部屋の臭い対策に有効な製品が空気清浄機「ターンド・ケイ KL-W01(壁掛けタイプ)」と「ターンド・ケイ KL-B01(LED電球タイプ)」です。
光触媒の壁掛け式 除菌脱臭機
カルテックのターンド・ケイは、脱臭・除菌に効果的な独自の光触媒機能を搭載した空気清浄機です。日本の大手家電メーカーにいた技術者が独立して、光触媒の技術で脱臭・除菌デバイスを世に出すために立ち上げた会社がカルテックだそうな。
主な特長は
- ・吸着フィルターを搭載しない、光触媒のみで除菌・脱臭が可能
- ・さまざまなシーンになじむ「ノイズレスデザイン」
- ・電気代が安い
といったところ。
ところで、「光触媒」というワード、聞き慣れませんよね。理科の実験などで聞いた記憶がある”触媒”は、そのもの自身は反応の前後で変化せずに、反応を促進する働きのことで、「光触媒」はその反応が光エネルギーによってなされる、ということ。
この光触媒の技術を用いて有機物の汚れを分解したり、細菌を不活化させることができるそうです。生粋の文系人間には理解が及ばないところもありますが、大切なのはその効果。実際に使ってみました!
女性一人でも組み立てできる
ターンド・ケイ KL-W01(壁掛けタイプ)の設置場所は、同梱されているスタートガイドと取り扱い説明書で「効果的な設置場所」とされているエアコンの対面に置きました。本来は壁に取り付けて設置ができるのですが、筆者宅は使用したい壁全面が食器棚になってしまっているので、今回は別売りのスタンドを使用して置くようにしました。
壁に取り付ける際は、水平器や磁石ナビに沿って簡単に取り付けが可能だそうで、配線も隠せるようモールが同梱されているのが嬉しいですね。あまり機械や組み立てが得意でない女性が一人でも設置することができました。
スタンドで設置する場合はネジを使用するので、プラスドライバーが必要です
ニンニク臭も気にならない
設置場所の近くにはキッチンがあるので、ニンニクを使った料理をしていたところ、ニオイセンサーが感知してランプが赤色に!
ニオイセンサーは部屋の臭いを自動で感知して、以下のように変化します。
緑:あまりニオわない
黄色:少しニオう
赤:すごくニオう
操作ボタン
ニオイセンサーの感度は本体横の操作ボタンで変更することができるので、例えばペットがいるご家庭では「高」、夜しかいない寝室では「低」など置く場所によって変更するのが良いかと思います。今回のニンニク臭ですが、センサー「高」設定で、30分ほどで緑ランプに変わり、その頃にはほとんど臭いが気にならなくなっていました。
またお手入れ方法は、数ヶ月に一度フィルターをつけ置き洗いするだけでOK。こういったアイテムはお手入れが大変でサボってしまうと元も子もないので、簡単なのは大きなメリットです。
トイレなどの省スペースには脱臭効果のある照明も
延長ソケット付き
トイレや玄関、洗面所などの省スペースにはターンド・ケイ KL-B01(LED電球タイプ)が最適です。一般的な家庭用の照明に使われるねじ込み式口金のE26を採用しており、トイレや洗面などにパッと取り付けられるメリットがあります。
こちらの主な特長は
- ・人感センサーでLEDが点灯
- ・消灯時でも脱臭・除菌機能が動作
- ・取り付けが簡単
といったところ。メーカーによれば、アンモニアに対しては約30分で90%以上の消臭効果があるそうです。
あくまで個人の体感ですが、従来の脱臭機よりも脱臭のスピードが早い印象を受けました。というのも、我が家ではペットのトイレを部屋の中に置いているため、臭いや菌には日頃から注意を向けている事情があり、ニオイには人一倍気にかけています。ですが、ペットが用を足しても比較的早く、ほとんど気にならないレベルに消臭されているこの体験は、これまで以上のものでした。
メーカーによれば、インフルエンザウイルスの場合は約5分で空間から99.9%を除去できるとのこと。「ターンド・ケイ KL-W01(壁掛けタイプ)」と「ターンド・ケイ KL-B01(LED電球タイプ)」は、これからの時代に心強いアイテムの一つといえそうです。