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【レビュー】希少な小型のスマート電球、+Style「スマートLED電球(調光・調色)/E17」をテスト

【レビュー】希少な小型のスマート電球、+Style「スマートLED電球(調光・調色)/E17」をテスト

E17口金で使えるスマート電球をご存知ですか?実はかなり希少な製品で、Wi-Fiネットワークに直接繋がる製品としては+Style「スマートLED電球(調光・調色)/E17」がその希少な製品の一つです。今回は、この製品の使いどころを紐解いていきましょう。

 

E26より一回り小さい一般的な大きさのE17電球

日本で使われている家庭用電球はおもに「E26口金」と「E17口金」の2つのサイズが存在しており、この2つで7割とも8割ともいわれる電球の市場シェアを誇るとされています。スマホで操作できるスマート電球自体は、特に珍しくはない身近な製品となりましたが、市場に出回る製品のほとんどはE26口金対応のもの。一方、「スマートLED電球(調光・調色)/E17」は、一回り小型のE17口金です。

他社製品でE17口径のスマート電球もあるにはありますが、その製品では電球単体では使えず、別途ゲートウェイという機器を併用する必要があります。電球単体でWi-FiにつながるE17口径の製品としては、+Style「スマートLED電球(調光・調色)/E17」がほぼ唯一の選択肢となっています。

筆者の自宅でも廊下の照明がE17口金でしたし、スタンドライトやアンティークランプなど、間接照明に使われやすいのがE17口金の電球の特長です。こうした“E17しか使えない”環境でも照明器具を取り替えることなく使えるのがこの製品のいいところで、今まではスマート化しづらかった領域にも組み込めるのが「スマートLED電球(調光・調色)/E17」の最大のメリットと言えるかもしれません。

スマホから操作できる点は、ほかの+Style家電・デバイスと同様です。使える機能は日本市場でもっとも大きいシェアを誇るE26口金サイズの「スマートLED電球 (調光・調色) /E26」とまったく同じで、部屋中の照明をアプリ「+Style」でまとめて操作できるようになります。LED電球としての性能については、40W相当の明るさで電球色〜蛍光等色の調色もできます。明るさや色合いは、アプリからスライダー操作でカンタンに変更できるので、取り付けたその場から部屋の表情を豊かにできますよ。

 

スピーカーや機器連携で設定自在

スマート電球ならではの便利さは、さまざまな機器とつながることです。この電球を含む+Style家電・デバイスは、Google アシスタント/Amazon Alexa対応スマートスピーカーの連携に対応しており、アカウントを連携するだけで細かい設定いらずですぐに音声コントロールが可能なんです。たとえば「OKグーグル、電球を明るさ50%の電球色にして」と話しかけて、調光や調色も声で操作できます。

さらに、GPS連携やタイマー操作や機器連携を使いこなせば、自由度も広がります。たとえばGPS連携では、「帰宅したら自動で点灯」といったルールを設定できます。機器連携では別売の+Styleの「スマートセンサー(ドア・窓)」や「スマートマルチリモコン」などと組み合わせて、ドアの開閉や天候に応じて自動で光り方を切り替えられます。


アプリで操作するだけでなく、開閉センサーやGPSなどをトリガーとした自動操作も設定できます

スマート照明として、お手頃な価格で手に入る「スマートLED電球 (調光・調色) /E26」ですが、基本的な機能はすべて押さえています。E17口金で使えるため、小さいデスクライトなどでも活用できるのはこの商品ならではのポイントです。

機器連携の幅が広いため、使い方次第で活用の幅は自在。+Style MAGAZINEでは「+Style家電自動化メソッド」をはじめとした使いこなし術を多数紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


執筆者
石井 徹

モバイル・ITライター。初期のiPhone/Androidスマホにハマってコレクションを始めたのをきっかけに携帯電話の専門媒体の記者に。Engadget 日本版編集部を経てフリーランスとして活動する。スマホ連携する家電を好み、最近はスマート電球とスマートスピーカーを使った家の明かりの自動化にハマっている。

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