【レビュー】ペット版スマートバンド!? 1カ月「PETBLE」で健康管理してみた

先日ペット(トイプードル・11歳)を動物病院で定期検査してもらったところ、少し痩せた方がいい、との忠告が……。人も犬も高齢に近づくと一度ついた脂肪は中々落ちづらいようです。健康管理について色々と調べていたら、急激な環境や食事量の変化はペットにとってストレスが溜まるだけでなく、逆に健康に影響を及ぼす恐れがあるので、日々ちょっとずつの積み重ねが大事なよう。
そんな折、人間用のスマート・リストバンドのように、身につけることで日々の活動量が数値で確認できるペット用のスマートタグ「PETBLE スマートタグ」と、スマートタグによって計測できた活動量や与えているフードのカロリーを基にして推奨重量を割り出し、その範囲内で供給できているか計測が可能なペット用食器「PETBLEスマートボウル」)を試す機会がありました。1カ月間、健康管理した成果をレビューしたいと思います。
ペットフードの管理が650種類以上も設定できるPETBLEアプリ
まずはスマートフォンアプリ「PETBLE」をダウンロード。ペット情報の登録から始めますが、生年月日や犬種はもちろん、避妊・去勢の状況まで詳細に登録することができます。この登録は複数登録できるので、多頭飼いの方も一つのアプリ上で管理できます。
続いてスマートタグとスマートボウルに電源を入れた状態でアプリと連動。スマートボウルの場合はここで普段与えているペットフードも登録します。
2020年6月現在で676種ものペットフードの登録があるのが驚き!
任意の食品を入力することも可能
電池持ちは1週間の高スタミナなPETBLEスマートタグ
製品に同梱されているシリコンリングを使用して首輪にスマートタグを装着します。IP67規格に準じた防水・防塵性機能で防水・耐天候設計になっているので、突然の雨やお散歩後のシャワーでも安心。実際この1ヶ月間、充電する時以外はずっと着けたままでした。
ちなみにIP67規格がどのくらいかというと、常温の水に水深1mに30分間浸しても有害な影響を受けないレベル、iPhone 8 と同等なんです。
初めて着けるものを嫌がるかなと思ったものの、本人(犬)は気にならない様子
充電は同梱のUSBケーブルで行います。タグを常に着けた状態でバッテリーは1週間OKでした。例えば、毎週日曜夜の寝ている間に充電して、月曜の朝に付ける、といったルーティーンに組み込むのが良いかもしれません。
PETBLEスマートボウル
スマートボウルはシンプルでスッキリとしたデザイン。直径は約25㎝あるので小型犬にはやや大きめに感じました。フードボウル部分は取り外しができるので、きちんと洗浄できるのがGood。私の家では使用していませんが、食器洗い乾燥機も使用できるのも嬉しいポイント。
なお、こちらについては充電式ではなく、単3乾電池が3本必要になります。ただし1ヶ月継続して使用しても電池消費は20%程度。頻繁に交換する必要はないので、それほどデメリットには感じませんでした。
スマートタグとスマートボウルをアプリで管理
アプリを開き、それぞれのデバイスとBluetooth接続することで最新情報に更新できます。初めに設定したペット情報をもとに、スマートタグでは適切な運動量、スマートボウルでは適切なフードの量がアプリ上で割り出されます。
「詳細報告書」では一日の時間、週、月、年とそれぞれの期間のデータをグラフで確認できるので、食事や運動量の見直し、獣医師との相談のデータとしても役立ちそう。
実際の1週間の記録がこちら。土日の摂取カロリーが少ないのは、測量中に食べ始めてしまったから(笑)。フードを入れた後の測量には数秒かかります。また、おやつは自動カウントできないので、都度アプリを立ち上げて記録する必要があります。
一ヶ月使ってみた正直な感想としては、完全にスマート!とは言いきれないものの、細かなデータまでキッチリ拾えている点がGoodでした。それぞれ単品で使用するのももちろん良いかと思いますが、食事と運動で健康管理という点ではスマートタグとスマートボウルの組み合わせにシナジー効果が期待できる!そんな製品でした。お得なセット商品「PETBLEスマートバンドルキット」もあるので、ダイエット中の猫ちゃん、ワンちゃんを飼っている飼い主さん、ぜひチェックしてみてください♪