はじめてのテレワークにオススメ! スマート家電とスマートスピーカーで集中力UP術

世界的な感染症の流行という状況で、テレワークをする人が増えています。自宅というプライベート空間で仕事することは、慣れないと難しく感じることが多いかもしれません。
そこで検討したいのが、「スマート家電」を活用すること。実は、うまく使いこなせば集中して仕事に取り組める強力なツールになるんです。この記事では、スマート家電を活用したテレワーク支援術をご紹介します。
「ポモドーロ・テクニック」を応用する
「ポモドーロ・テクニック」という有名な時間管理術があります。人間がひとつのことに集中できる時間は長くなく、30分を1つの単位として25分働き、5分休むというサイクルを繰り返して仕事を進めるというテクニックです。
スマートスピーカーとスマート照明を組み合わせれば、ポモドーロ・テクニックをスムーズに進められる
ポモドーロ・テクニックでは、「やることシート」を設定して30分単位に切り分けた作業を書き留め、タイマーを25分で計測し、その間はやることシートの作業に集中します。タイマーが鳴るまで中断してはいけず、5分間の休憩を取り、「やることシート」の次の項目をこなすというのが、基本的な流れです。
重要なポイントは、作業するときは作業に集中し、5分間の休憩はしっかり休むということ。休憩中に電話応対が入ったときは、最初からやり直しになります。5分間の休憩中にメールやチャットを処理するのも望ましくないのです。
このポモドーロ・テクニックは、「やることシート」とタイマーさえあれば簡単にできる仕事術ですが、スマート家電を組み合わせるとより効果を高めることができるはずです。
たとえば、照明の制御を組み合わせてみるとおもしろいかもしれません。+Style家電には、アプリやスマートスピーカーから制御できる「スマートLED電球(調光)/E26」や「スマートLEDシーリングライト」といった製品があり、これを仕事に応用します。
特に便利なのは、スマートスピーカーとの連携機能。たとえば、スマートスピーカーへの発話をきっかけとして、複数の照明をまとめてコントロールすることもできるんです。これをポモドーロ・テクニックへ応用すると、「25分間は照明を明るくして、5分間は照明を抑える」といった設定が可能です。
たとえばAlexa対応のスマートスピーカーでは、「定型アクション」を使って自動化ができます。ポモドーロの作業時間が過ぎたらAlexaから終了をアナウンスさせれば、スムーズに休憩に移行できるんです。
いくつかのデータによると、書類を作成に必要な明るさは750ルクス以上、パソコン作業時のキーボードを照らす明るさは300ルクス以上が望ましいとされています。一方で、リラックスできる明るさは150ルクス程度とのこと。この明るさを目安に、“働く時間”と“休む時間”で照明をダイナミックに変化させることで、より集中力を高められるはずです。
「Alexa」アプリの定型アクションによって、スマート照明をポモドーロ・テクニックに活用できる
休憩時間はしっかり休む
テレワークだからこそ、休憩時はしっかり休むのが重要です。休む時間は休み、働く時間は働くのがパフォーマンスを上げるコツ。当たり前のことがなかなかできないのがテレワークですから、その点は意識したいポイントですよ。
昼休みにはテレビを観たり、テレビゲームで遊んだりと思いっきり羽根休みしているのも、在宅勤務ならではの気楽さですが、時間を区切って仕事に戻る必要があります。
休憩時間をキリよく過ごすために、「スマートWi-Fiプラグ」を活用してみてるのも一つの手。スマートWi-Fiプラグは、コンセントにつながる家電の電源を“スマート化”できるデバイスで、休憩時間に1時間だけテレビを観る場合に「タイマー設定で1時間後にテレビをOFF」といった設定ができるんです。
スマートWi-Fiプラグは、照明やテレビを後付けで「スマート化」できるツールだ
さらに、「スマート全自動コーヒーメーカー」を併用すれば、休憩にあわせてコーヒーを入れることもできます。安価に全自動でコーヒーを淹れてくれるうえに、アプリ操作にも対応する結構希少なアイテムだったりしますよ。
「スマート全自動コーヒーメーカー」をセットしておけば休憩時に挽き立てコーヒーを味わえる
スマートスピーカーに休憩時のアクションを設定しておけば、さらに便利になります。「アレクサ、休憩だ!」と話しかけてコーヒーメーカーとテレビを同時に動作すると言った設定もOK。そして1時間後にはテレビの電源がOFFになり、すみやかに仕事に戻ることもできますよ。
家事を自動化する
テレワークしていると、自宅が汚れがち。周囲を意識せずに仕事に集中するためにも、家事をしっかりとこなすことも大切です。
忙しくて掃除をする時間がないなら、「スマートロボット掃除機 B300」を導入するのも一つの手。タイマー設定をしておけば、毎日の床掃除を完全に自動化できますし、部屋が綺麗になれば仕事の集中力もアップしますよ!
スマートマルチリモコンで家電操作も自動化できる
また、「スマートマルチリモコン」を活用すれば、エアコンの操作も自動化できます。これはアプリから操作できるこの赤外線リモコンで、部屋の温度や湿度、明るさをきっかけに家電を自動で制御できます。昼に気温28度以上なら冷房を作動させるといったような操作を自動化すれば、快適な環境で業務に集中できます。
スマート家電はテレワークでも使える!
ここまで、スマート家電をテレワークに生かすいくつかのアイデアを紹介しましたが、これはスマート家電でできることのほんの一部に過ぎません。使う人のアイデア次第で応用が自在に利くのがスマート家電の魅力。在宅勤務を快適に遂行できるよう、工夫を凝らしてみてはいかがでしょうか。
参考サイト
・フランチェスコ・シリロ著『ポモドーロ・テクニック入門』CCCメディアハウス
http://books.cccmh.co.jp/list/detail/2320/
https://www.lifehacker.jp/2019/04/book_to_read-pomodoro_technique.html
・テレワークの適正な実施のためのガイドライン|厚生労働省
https://joseishugyo.mhlw.go.jp/history/data/01453.pdf
・オフィスの照明|パナソニック
https://www2.panasonic.biz/ls/lighting/plam/knowledge/document/0202.html#anchor_7