【連載】+Style家電自動化メソッド ~ドアの開け閉めで照明ON/OFF+明るさ調整編~

「設定が面倒」「ちょっと敷居が高い?」と思いがちなスマートホーム。+Style家電自動化メソッドでは、+Styleのスマートホーム商品を組み合わせ、「これなら便利かも」「ちょっと試してみたい」と思えるような”プラスタメソッド”をご紹介♪今回は「スマートセンサー(ドア・窓)」と「スマートLED電球(調光・調色)」を組み合わせて、一般的な人感センサー搭載電球よりも便利な電源ON/OFF・明るさ変更に挑戦します!
スマートセンサーって?
スマートセンサー(ドア・窓)は、ドアや窓の開閉状態を検知する製品です。乾電池で駆動する軽量の商品なので、貼ってはがせる両面テープ(同梱)で取り付けられます。単体の機能としては、たとえば「ドア・窓が開いた」ときにスマホにお知らせするというシンプルなもの。外出中にドアや窓の状態を把握できるため、空き巣対策の一助にもなります。
しかしその真骨頂は、ほかの+Style製品と組み合わせた使い方です。ドアや窓の開閉状態をトリガー(きっかけ)として、照明や家電を自動的にコントロールできるのです。
インテリアの邪魔をしない清潔感のあるホワイト
取り付けは跡が残らない両面テープで。賃貸住宅でも安心です
ドアが開いたら「廊下の照明」を明るくする
筆者はこのセンサーによって「廊下の照明の自動コントロール」を試しました。筆者宅の廊下には、E17口金のダウンライトが2基。ここに、+StyleのE17口金向けスマートLED電球(調光・調色)を取り付け、ドアセンサーから明るさをコントロールするように設定しました。ちなみに、このE17向けのスマートLED電球は世の中でも珍しく、Wi-Fiに接続するスマート照明としては貴重な商品です。
アプリ「+Style」でライト操作を完全に自動化
廊下のダウンライトに設置
まずはセンサーを使わない初期設定から。廊下の明かりは常夜灯として使うため、常時オンで運用することにしました。具体的には、朝の6時に光量を35%にして、夜の23時以降は光量1%の常夜灯として、24時間点灯し続ける設定にしています。
【普段の設定】
- 朝の6時に光量35%で点灯
- 夜の23時に光量1%に落とす(常夜灯)
複雑な設定にみえますが 、やっていることは「電球2つの光り方を時間にあわせて変える」というだけ
ここまでは、センサーに頼らなくてもできること。センサーを追加で設定して、次の2つの動作を追加しました。
【ドアセンサー取り付け後の設定】
- ドアを開いたときに廊下を明るくする(光量70%)
- ドアを閉じて数分後、廊下の明るさを落とす
玄関ドアが開いたときに明るさを上げ、閉じてから数分後に元の明るさに戻るというシンプルな動作です。ドアを開ける動作に連動しているので、帰宅したとき、宅配便に応対するときも、「明かりを付ける」という一手間がなくなります。なお、「時間が経つと、明るさを自動で落とす」という動作を組み込んでいるのもポイントです。
ドアを開くだけで廊下の電球2つが協調動作
また、普段の設定と連動するように時間帯によって動作を変えることにしました。具体的には「6時〜23時にドアが閉まったとき、5分後に光量35%にする」と「23時〜6時にドアが閉まったとき、3分後に光量1%にする」という設定にしています。夜に帰宅したときはすぐ寝室に向かうことも考え、廊下の明かりはすぐ暗くなるようにセットしています。
開いている/閉じている「時間」でアクションを設定できるのがミソ。時間帯ごとに異なる動作を設定できます
電球はアプリやスマートスピーカーからも操作できますが、センサーと組み合わせることでそれらの操作も必要がありません。日常生活の動きにあわせた、照明のコントロールが可能になる「スマートホーム」が簡単に実現できました。
アイデア次第で用途さまざま
今回はスマートセンサー(ドア・窓)と照明を連動した自動化メソッドを紹介しましたが、アイデア次第でさまざまな使い方ができそうです。
例えば、
- 窓を開けたらエアコンをOFF(スマートマルチリモコン併用)
- 帰宅したらテレビの電源をON(GPS連携機能、スマートマルチリモコン併用)
- ドアを閉めて1時間でロボット掃除機をON(スマートロボット掃除機 G300/B300併用)
などなど。
スマートホームは、スマートスピーカーを活用することがすべてではありません。センサーをうまく組み合わせれば、スマホも音声操作も必要のない本当の意味でのお任せスマートホームが出来ちゃいます。暮らしを便利にする”プラスタメソッド”を、皆さんも色々試してみてくださいね♪