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2020年、今のうちに知っておきたいスマートホームの基本

2020年、今のうちに知っておきたいスマートホームの基本

私たちの生活を快適で便利なものにしてくれるスマート家電。現在、照明、スピーカー、テレビ、冷蔵庫などさまざまな商品が販売され、2020年はスマートホーム元年になると言われています。しかし、ひと口にスマートホームといわれても具体的にどういったものかがわからない方も多いのではないでしょうか? そこで、今回は、そもそもスマートホームとはどういったものなのか、スマートハウス、IoT住宅とはそれぞれ何が違うのかといったことから、今後、さらに普及するためのポイントをお伝えしつつ、おすすめのスマート家電も紹介します。

スマートホーム、スマートハウス、IoT住宅、それぞれの違いは?

2017年辺りからAmazonやGoogleなどが日本でもスマートスピーカーを発売。その年の新語・流行語大賞にもAIスピーカーとしてノミネートされたことで、スマート家電がどういったものかをご存じの方は多いのではないでしょうか? 

スマート家電はそれぞれが独立した機器のため具体性がありますが、これがスマートホームとなると家全体がスマート家電によって便利になったものと、漠然としたイメージが強くなってしまいます。さらにスマートハウスやIoT住宅といった言葉もあることで、曖昧なイメージはさらに強くなることは否めません。

スマートホーム、スマートハウス、IoT住宅。どれも私たちの生活をこれまで以上に便利で快適なものにしてくれるという点では同じです。しかし、その手段がそれぞれ少しずつ異なります。具体的には次のとおりです。

  • スマートホーム

電子情報技術産業協会(JEITA)のスマートホーム部会では、子育て世代、高齢者、単身者などそれぞれのライフスタイルやニーズにあったサービスをIoTにより実現する新しい暮らし、と定義しています。具体的にはエアコン、テレビ、照明といったスマート家電をアプリやスマートスピーカーで一括管理できる住宅を指します。

  • スマートハウス

スマートホームは基本的に家自体ではなく、個々のスマート家電もしくは既存家電を一括管理することで便利な生活を実現するものです。これに対し、スマートハウスは家電やガス、水道、電気などのメーターをシステム(Home Energy Management System)で一括管理します。家電を管理する点ではスマートホームと変わりませんが、利便性や快適性よりも省エネや節約を重視した住宅がスマートハウスです。

  • IoT住宅

AI住宅とも呼ばれるIoT住宅は、AIを活用し、そこに住む人の好みや生活パターンを学習し、エアコンの設定温度を調節したり、一定の時間で照明のオンオフを行ったりなど快適な環境をつくり出す住宅です。また、AIで不審者を見抜く防犯カメラ、ガス漏れ、雨漏りなどの異変を察知するシステムなど、防犯、危険察知対策にも効果を発揮します。

スマートホームを普及させるための課題

前項で見たようにスマートホーム、スマートハウス、IoT住宅はそれぞれが似ているようで目的や用途が異なります。そのなかでも大きく異なるのは、スマートハウスやIoT住宅は住宅そのものをAIやシステムで管理する点です。そういった意味ではスマートホームは、スマート家電や既存の家電をアプリやスマートスピーカーで管理する仕組みのため、若干導入の敷居が低いといえます。ただし、それでも今以上にスマートホームを普及させるためには次のような課題が考えられます。

  • 新たにスマート家電を購入しなければならない

基本的にアプリやスマートスピーカーで管理が可能な家電は、インターネットに接続できることが前提です。そのため、既存の家電をスマート家電に変えるための購入コストがかかることは、普及において大きな課題といえます。

  • 今の生活がどう便利になるのかがわからない

スマートスピーカーが日本で発売された際に、声で操作できることでどれだけ便利になるのかがわからないといった声も少なくありませんでした。そして、そうした声は今でも耳にすることがあります。音声やアプリで操作、管理できることのメリットが十分に理解されていないことは普及を妨げる課題の1つです。

  • スマート家電の操作は難しいのではないかと不安がある

従来の家電と使い勝手が異なるのではないか。アプリや音声で操作できるといってもその設定や操作方法は複雑で難しいのではないかなど、スマート家電の利用に対して漠然とした不安が解消しきれていないことも、普及の課題となっています。

スマートホームに対する不安を解消し、スマートホームを実現することのメリット

スマートホームを今以上に普及させるには、前項で挙げた課題を解消させることが必須です。しかし、実際にはその課題も理解不足からきているものもあり、解消方法とスマートホームにすることのメリットをしっかりとアピールし、理解を進めていくことで普及は可能です。

  • 新たにスマート家電を購入しなければならない課題の解消方法

インターネットに接続ができない家電はスマート家電として利用できない。これは確かに間違いではありませんが、新たにスマート家電を購入しなくてもスマート家電化させることは可能です。現在、既存家電でもアプリやスマートスピーカーで操作を可能にするスマートリモコンやスマートプラグが数千円で購入が可能です。これを使用することで新たにスマート家電を購入しなくてもスマートホームが実現します。

  • スマートホーム化することで得られるメリット

実際にスマート家電を使ってみないとわからないメリットは少なくありません。例えば家事をしている、小さなお子さんを抱っこしている、などといった状態で家電を操作することは小さいながらもストレスです。スマート家電で音声操作が可能であれば、操作したい家電の近くまで行く、または、リモコンを操作するといった手間がゼロになります。

また、スマートフォンアプリでの操作も可能になるため、外出先から家電の操作ができ、照明やテレビの消し忘れの防止、帰宅前にエアコンのスイッチをオンにするといったこともできるようになります。

  • アプリ1つでさまざまな家電操作が可能

スマート家電が既存の家電に比べ操作が難しい、設定が複雑といったことは基本的にはありません。Wi-Fiに接続さえできれば、あとは附属のリモコンで操作するのと同じ感覚で利用できます。

まず、そろえておきたいおすすめのスマート家電

スマートホーム化することのメリットを理解したうえで、最初にそろえておくべきおすすめのスマート家電を2つ紹介します。

リモコンで操作を行う既存の家電をすべてスマート家電にし、アプリで一括管理ができるリモコンです。エアコン、テレビ、照明など500種類以上のリモコンデータが登録されているうえ、手動設定もできるので、リモコンがある家電であればほぼ操作が可能です。

家電のなかにはリモコンが付属していないものも少なくありません。そうした家電もスマート家電化するのがスマートWi-Fiプラグです。コンセントとプラグの間に設置するだけでアプリでの操作を可能にします。

今後、さらに便利になるスマートホーム、今から始めてみませんか?

2019年12月、Amazon、Apple、Googleなどが立ち上げたスマートホーム製品互換性を高める新たな接続規格を開発するワーキンググループ「Connected Home over IP」の立ち上げを発表。この新規格が策定されれば、私たちはどのスマートスピーカーに対応しているかを考えることなく、スマート家電を購入できるようになります。

また、スマート家電は高いといったイメージがあるかもしれませんが、今回、ご紹介したように低価格のものも増えていて、通常の家電とそれほど大きな価格差がないものも珍しくなくなっています。

規格統一や低価格化によりさらに普及が進むと考えられるスマートホーム。皆様のご自宅もスマートホーム化を進めてみてはいかがでしょう。

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