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花粉シーズン本番、ロボット掃除機を使った毎日の水拭きで不安解消!

花粉シーズン本番、ロボット掃除機を使った毎日の水拭きで不安解消!

掃除というと、掃除機で部屋のホコリを吸い取る姿をすぐに思い起こします。もちろん、掃除機での掃除は基本のひとつですが、実は拭き掃除のほうが、床に不着した目に見えないホコリや、小さな花粉の粒子などを取り去るのには効果的なのです。とはいえ、モップをかけたり雑巾がけしたりするのは掃除機を使う以上に疲れそうです。そこで、拭き掃除もできるロボット掃除機の活用です。

  • 部屋をクリーンに保つ効果とポイント

ホコリやハウスダストの性質と、掃除機で吸い取るだけでは足りない理由をご説明します。

■ハウスダストは蓄積、拡散、拡大を繰り返す

ハウスダストは、目には見えない1mm以下の小さな粒子状のものも含め、衣類の繊維の一部や、人の頭皮や肌から剥がれ落ちる皮膚など、ダニの死骸や糞、カビ、そして、花粉までが含まれます。これらはせきやくしゃみ、鼻づまりや鼻水、ぜんそくなどのアレルギー症状のもとにもなります。非常に小さいので、目に入らなくても常に室内の空中に浮遊し、人の活動がなくなると重力で落ちて床にたまるのです。そして、その上を歩けば、再び舞い上がり、部屋の隅々にまで拡散していきます。つまり、何も手を打たなければ、外出先からの運び込みや窓の隙間からの流入、衣服や寝具からの排出をくり返し、部屋の中で全体量を増やしていくことになるのです。ここでするべき有効手段は、「床に落ちているときに取り去る」ことです。

■毎日掃除機をかけても、なぜか鼻がむずむず

このようなハウスダストの性質から、一生懸命に掃除機を動かしている間も空中に広がり、後でまた落ちてくるので、完全には掃除しきれない状態が続くことになります。掃除が雑で動きが激しいだけでは、かえってハウスダストを部屋の隅々にまで広げてしまうことにもなりかねません。空気清浄機がその手助けにはなりますが、部屋のすべての空気の入れ替えを瞬時に行うことはできないので、やはりすべてを取り除くことは不可能と考えておくべきです。念入りに掃除をしたつもりでも、くしゃみや目のかゆみなど、アレルギー症状が治まらないのはそんな理由がありそうです。

  • 水拭きが一番の理由

では、「吸い取る」のではなく「拭き取る」のは、ハウスダストに対してどの程度の効果があるのでしょうか。昔ながらの水拭き掃除のメリットについて見てみましょう。

■試しに床を拭いて見ると……

一枚のティッシュを水で濡らし、ためしに床のどこかを拭ってみてください。それが床にたまったハウスダストです。床の中心部よりも、ホコリが蓄積しやすい四隅のほうが、ティッシュの汚れも大きいでしょう。床の中央は、人が通過することでチリやホコリが移動するので、汚れが少ないように見えるだけです。目で捉えられるホコリやチリ、小さなハウスダストを蓄積させないもうひとつのポイントは、「マメに拭き取る」ことなのです。

■水拭き効果、花粉には必須

掃除機の吸い取り口の動きや、製品によっては後方の排気の力で、床に落ちている花粉を舞い上がらせてしまうことになりかねません。そのため、春先は掃除機の前の水拭きが効果的と言われるのです。そして、掃除機をかける前の拭き掃除、掃除機の後の仕上げの拭き掃除というように、二つを組み合わせて行うのが効果的とされます。とはいえ、「拭いて」「吸って」また「拭く」という作業は大変です。また、ハウスダストは衣服から発生したり、外から常に入ってきたりするので、掃除もマメにしなければ効果は期待できません。掃除の基本は「小まめさ」なのです。

  • ロボット掃除機による水拭きの驚きの効果!

そこで、ロボット掃除機の登場です。吸い取るだけと思っている方も多いと思いますが、拭き掃除もできます。

■ロボット掃除機は水拭き機能が大前提

現在のロボット掃除機の多くは、水拭き機能が基本搭載されています。ここで少し、ご自分のお掃除のスタイルを思い返してみてください。フローリングの床を、雑巾やモップで、どの程度拭いたことがありますでしょうか。おそらく、あまりないでしょう。掃除の多くは掃除機を使った吸い取り掃除です。畳の上の生活が一般的だった時代から、フローリングの普及とともに、床の拭き掃除はおろそかになってしまったのです。そこで、花粉など細かいハウスダストを取り除くのに効果的とされる、拭き掃除機能を持ったロボット掃除機の導入です。自動で掃除を行ってくれるだけではない、大きな効果が期待できると言えます。

■ロボット掃除機による水拭きメリット

それではまず、ロボット掃除機の基本的な機能や特徴について整理しておきましょう。

  1. 空中のホコリなどが床に落ちたところがチャンス。外出時や就寝の後にロボット掃除機に自動的に掃除をさせて効果大。
  2. シングル向けの小さくて複雑な間取り、障害物がある床なども、賢い認識機能で上手に掃除をしてくれる。
  3. 階段などの段差でも落ちないセンサー内蔵、玄関のたたきに落ちたりしない。
  4. 「吸う」も「拭く」もひとつのロボットで組み合わせなどの設定が可能。

就寝中や外出中など、ホコリが床に舞い降りて来たところを吸い取り、拭き清めるという、もっとも掃除効果が期待できる時間帯に、ロボット掃除機が掃除をしてくれるのです。人が動いてホコリや花粉を舞い上がらせてしまう電気掃除機による掃除よりも、ロボット掃除機のほうが「楽をして」「効果的」となるわけです。

■その他ロボット掃除機のできること

ロボット掃除機は操作面でも優れています。

  1. スマートフォンによるリモート操作のほか、いつ自動運転させるかのタイム設定。
  2. 別売のセンサーと連動させれば、人が部屋から出て行ったあとに掃除を開始する設定も可能。
  3. 「動かすのが面倒」という人は、スマートスピーカーと連動させておけば、「掃除をして」など声だけで動かすことができる。
  4. ペットがいる家ならば、掃除エリア設定などで、ロボットの立ち入り禁止区域もつくることも可能。もちろん、「念入りエリア」などの設定も。
  • ロボット掃除機で、毎日でも水拭き

繰り返しますが、掃除の基本は「マメさ」です。念入りな掃除をたまにやるよりも、日常の掃除を決まった時間に繰り返すほうがハウスダスト等の増加を防げるのです。ロボット掃除機で、花粉などの対策に効果的な拭き掃除が毎日でもできるというのは、これまでにない「新しい発想」というわけです。

参考:

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