“SIMフリースマホ”とは? +Styleで販売中のオススメ機種3選も紹介

数年前からよく耳にするようになった、“SIMフリースマホ”という言葉。「コレに乗り換えれば月々の携帯料金が安くなるらしい」と、なんとなく聞いたことはあるものの、「一体どういう意味なのかサッパリで…」という方、いらっしゃるでしょう。
そんな方々に向けて今回は、 “SIMフリースマホ”について詳しく解説していきます。また最後には、コストパフォーマンスが良い「Mode1 RR」、デザイン性に優れた「Palm Phone」など、オススメの3機種をピックアップしてご紹介しましょう。
目次
▼そもそも「SIMカード」「SIMロック」って?
▼SIMフリースマホがおトクな理由
▼SIMフリースマホを手に入れるには?
▼コストパフォーマンス抜群のSIMフリースマホ
▼そもそも「SIMカード」「SIMロック」って?
SIMフリースマホについて説明する前に、まずはSIMカードとSIMロックとはなんなのか、押さえておきましょう。
SIMカードとは、電話番号や契約情報が記録された小さなICカードです。契約した通信会社が発行したSIMカードを携帯電話に差し込むことで、その端末で音声通話やモバイルデータ通信が行えるようになります。
つまり、SIMカードは抜き差し可能です。機種変更の際に、新しいスマホでも同じ電話番号を引き継げるのは、古い端末で使っていたSIMカードを新しい端末へ差し替えているから。この説明を聞くと、「SIMカードを差し替えれば、どんなスマホでも使えるようになるのか!」と思われるかもしれませんが。
実は、ドコモ/au/ソフトバンクといった大手キャリアで契約した携帯電話端末には、他通信会社のSIMカードだと動作しないように機能制限がかかっています。これをSIMロックといい、反対にSIMロックがかかっていない状態を指す言葉がSIMフリーとなります。つまりSIMフリースマホとは、そうした制限を受けずに、好きな回線を選んで利用できるスマートフォンのことなのです。
▼SIMフリースマホがおトクな理由
では、なぜSIMフリースマホは、「携帯料金を安く抑えられる」と言われるのでしょうか。その理由はずばり、格安SIMの存在です。大手キャリアで契約するものに比べて、リーズナブルな価格で利用できるSIMカード=格安SIM。これらは、自前の基地局を持たずに大手キャリアが持つ回線を借りて、通信サービスを提供する事業者(MVNO)が提供しています。例えば、ワイモバイル/LINEモバイル/UQ mobile/mineoなどが、格安SIMの事業者としてよく知られるところ。テレビCMなどで、名前を聞いたことがある方も多いでしょう。
こうした事業者は、通信設備のメンテナンスコストなどがかからないため、通信料金を安く設定できるという強みを持っています。一方で、「@softbank.ne.jp」といったキャリアメールが利用できない、通信速度が遅い時間帯もあるといったデメリットも、少なくはありません。また、トラブルが発生した場合や関連サービスの充実といったサポート面では、大手キャリアに軍配が上がります。大手キャリアとMVNOの事業者、それぞれに一長一短があるというわけです。
とはいえ、SIMフリースマホを使ったら格安SIMを使わないといけないわけではありません。大手キャリアも含めて、通信会社の選択肢が豊富になることこそが、SIMフリースマホの魅力です。ご自身に最適な条件をよく検討したうえで、通信会社を選びましょう。
▼SIMフリースマホを手に入れるには?
続いて、SIMフリースマホを手に入れる方法をご紹介しましょう。
1つは、大手キャリアで購入したスマホを、SIMロック解除する方法です。詳しい手続き方法は、スマホを購入したキャリアのオフィシャルサイトなどでご確認ください。ただ、新たに契約したいMVNOの事業者が、いまお使いのキャリア回線を利用している場合は、SIMロック解除をせずに、大手キャリアからMVNOへ乗り換えられる場合もあります。
2つめは、大手キャリアを経由せずに家電量販店やネット通販などで、初めからSIMフリー化したスマホを購入するという方法です。用意したSIMカードを差し込んだり、使用前に設定したりする必要はありますが、SIMロック解除の手続きは一切不要。自分で設定さえできれば、さまざまな通信会社をご利用いただけます。
なお、SIMフリースマホを購入する際に注意していただきたいのが、「どんなSIMカードを差し込んでも使えるわけではない」ということです。「え? 通信会社はどこでもいいのでは?」と思うかもしれませんが、それとこれは別の話。SIMカードにもさまざまな種類があります。スマートフォンによって、対応するSIMカードのサイズ、対応バンド(周波数帯)は異なるので、必ず確認してください。
わかりやすいのはSIMカードのサイズ違い。「標準SIM/micro SIM/nano SIM」の3種類があります。例えば、いまお使いのスマホがmicro SIMを使っていて、新しく購入したSIMフリースマホがnanoSIM対応だった場合、新端末にカードを差し込めません。しかし、SIMカードはサイズ変更が可能です。使いたい端末とお手持ちのSIMカードのサイズが合っていないときは、契約通信会社に連絡してSIMカードサイズの変更手続きをしましょう。ちなみに、2019年現在に発売されているスマホはnanoSIMカードが主流です。
続いて、対応バンドについて説明します。対応バンドとは、その端末で利用できる周波数帯を番号で表したものです。この周波数が端末とSIMカードで合っていなければ、端末で音声通話やモバイルデータ通信をご利用いただけません。格安SIMを提供するMVNOでは、オフィシャルサイトなどで自社SIMカードの動作確認ができた端末を公開しています。加えて、SIMフリースマホの製品サイトでは、スペック表などに対応バンドが記載されているはずです。SIMフリースマホご購入前には、これらをしっかり確認しておきましょう。
▼コストパフォーマンス抜群のSIMフリースマホ
ここからは、オススメしたいSIMフリースマホを3機種、ご紹介しましょう。SIMフリースマホは、“格安スマホ”と呼ばれる低価格モデルから高性能なハイエンドモデルまで、バリエーションが豊富です。あまり見たことがないユニークな形のものや、通話機能に特化したものなど、さまざまな機種があるので、お財布や利用したい機能にあわせて、最適なものを選んでくださいね。
最初にオススメしたいのは、本体価格31,212円(税込)ながら高性能な機能を備えた、Androidスマートフォン「Mode1 RR(モードワンダブルアール)」です。
ディスプレイには、約6.3インチのフルHD+(2340×1080px)大画面液晶を搭載。メインカメラには1,600万画素(カラー)と200万画素(モノクロ)のデュアルセンサーを、インカメラには2,000万画素の高精細なセンサーを採用し、セルフィーも鮮明に撮影できます。バッテリー容量は3,200mAhで、9V 2Aの急速充電、5Wのワイヤレス充電に対応。メモリ(RAM)は4GB、ストレージ容量は64GBです。
さらに見逃せないのは、2枚のSIMカードを差し込んで使い分けられる、DSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に対応しているということ。これにより、2つの携帯電話回線を1台のスマホで利用できます。音声通話は通話定額プランに加入している大手キャリアのSIMカードを、データ通信は通信量が安いMVNOのSIMカードを利用するといった賢い使い方もできます。仕事用でスマホ2台を持ち歩いている方などには、うれしいポイントですね。
ちなみに、「Mode1 RR」のSIMカードスロットは、1つがnano SIM、もう1つがmicro SIM。同梱のカードアダプターを使えば、2枚のnano SIMを差し込むことも可能です。
本体デザインは“レーシングスポーツ”をコンセプトにしたスタイリッシュな仕上がり。本体側面に指紋認証対応の電源ボタンを備え、軽く触れるだけで画面ロックを解除できるなど、操作性にもこだわっています。展開カラーは、ホワイトカーボン/ブラックカーボンの2色です。
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▼手のひらサイズで高性能
スマートさが魅力の「Palm Phone」は、クレジットサイズとほぼ同じ大きさの超小型Androidスマートフォンです。デザインを重視してスマホを選ぶ方や、タブレットやノートPCを持ち歩くため、スマホの機能は必要最低限でいいという方にオススメします。
小さくても機能は高性能。12MPのメインカメラや8MPのフロントカメラ、精細度が445ppiの3.3インチHD液晶ディスプレイを搭載し、顔認証によるロック解除にも対応。もちろん、普通のスマホと同様にGoogle Playストアから、さまざまなアプリをインストールしてお使いいただけます。
利用したいアプリの頭文字を画面になぞると、ロック画面からアプリにアクセスできる「ジェスチャーパッド」、ホーム画面のアプリアイコン長押しで任意の動作を実行できる「アプリショートカット」など、操作をサポートする機能も充実しています。
バッテリー容量は800mAhですが、約31分で50%、約68分で100%まで充電可能。対応SIMはnanoSIM。メモリ(RAM)は3GB、ストレージ容量は32GBで、定価は45,630円(税込)です。
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▼デジタルデトックスを実現
最後にご紹介する「Punkt MP02」は、SIMフリースマホ……ではなく、4G対応のSIMフリーケータイ。黒色の筐体にバックライト付きのボタンが並ぶシンプル&ミニマルデザインは、無印良品の製品デザインなども手がけたプロダクトデザイナー、ジャスパー・モリソン氏によるものです。
利用できる機能は、通話/SMS/時計・各種タイマー/カレンダー/電卓/リマインダー付きメモと、必要最低限のものしかありません。常に通知に追われたり、SNSをチェックしたりといった生活を改め、“デジタルデトックス”を実現したい方にオススメします。対応SIMはnanoSIMです。
「Punkt MP02」はテザリング機能を搭載。本体でネット接続することはできませんが、Wi-Fi、BluetoothもしくはUSB経由で、タブレットやノートPCへネット接続環境を提供できます。価格は44,880円(税込)。
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以上、SIMフリーの概要や、オススメの機種をまとめてご紹介いたしました。気になる製品はありましたか? 3製品の詳細なスペックや対応バンドは、各製品ページに記載しています。購入を検討される方は、ぜひそちらをご確認ください。