南京錠の選び方とは|スマホと連動した鍵などおすすめ商品も紹介

さまざまなシーンで使える南京錠
南京錠は、倉庫や金庫などに利用できるだけではなく、海外旅行中のバッグなどにつけて防犯対策できる優れたアイテムです。昨今では、さまざまなメーカーからそれぞれ特徴を持った南京錠が発売され、最新テクノロジーを搭載し、スマホと連動するタイプもあります。
南京錠自体は、非常に歴史が古い鍵です。古代ローマや古代中国でも用いられていたと言われています。だからこそ、レトロなアイテムも人気を集め、取引されています。そのデザイン性を踏襲して、今では高い機能を備えたアイテムが続々とリリースされています。
この記事では、さまざまなシーンで使える南京錠を選ぶ際のコツや「スマートロック」と呼ばれるスマホで施錠できるおすすめ商品について解説していきましょう。「より防犯対策を強化したい」「使いやすい南京錠が欲しい」という人などは、参考にしてください。
南京錠の選び方
南京錠を選ぶ際は、まずは価格をチェックしましょう。それと同時に、どのような機能を備えているのか確認し、メーカーの選定も怠らないようにしてください。自分に合った南京錠を見つけるために、価格、機能性、メーカーで選ぶようにしましょう。
1.価格で選ぶ
南京錠は安ければ数百円、高ければ数万円します。価格相場は、大手通販サイトや価格サイトを参考にすれば、2,000円程度です。スマートフォンに対応している南京錠ならば、さらに価格は上がります。こうした南京錠の値段を決めている要素は、素材や機能性などです。
鉄、樹脂、ステンレスなどの素材があり、高い機能性や防犯性を備えている場合は、自ずと価格が上がります。もちろん、安ければ質が低いとは言い切れませんので、商品ごとの特徴やスペックをチェックし、自分に合った種類を選ぶようにしましょう。
他の鍵の種類と比べると、南京錠は全体的に安い種類です。また、取り付けが簡単であり、手軽に持ち運びできることもメリットとして挙げられます。
2.機能性で選ぶ
・TSAロックで鍵の故障を防止
南京錠は、倉庫などで利用できるだけではなく、海外旅行している時の防犯対策に役立ちます。海外に行くと、並んでいる時や道を歩いている時に、カバンを開けられ盗難被害に遭う危険性もあります。そんな時に南京錠は非常に役立ち、防犯性が優れたアイテムであれば、より安心できるでしょう。
また、南京錠のタイプによっては、開ける方の鍵を必要としません。ダイヤル式であれば、鍵を紛失するリスクを回避できます。もちろん、ナンバーを忘れてしまえば使用できませんが、鍵を使って解錠するタイプよりは、手軽に使えるメリットがあります。
さらに、TSAロックなのかどうかも意識すると良いでしょう。TSAロックとは、空港職員が開けられる仕組みになっており、空港でスーツケースの中身を確認する際、鍵を壊されないものです。盗難被害に注意したい人は、赤いマークのTSAロックがついた種類を選びましょう。
3.メーカーで選ぶ
さまざまなメーカーから南京錠が販売されています。ABUS(アバス)などの有名メーカーから商品を選ぶ際は、知名度のある企業だからこそ信頼度や安心感があり、商品ラインナップも豊富なため、選びやすいです。
しかしながら、有名なメーカーとは言っても、すべての南京錠の使い勝手が良いとは限りません。価格も高い可能性があります。メーカーで選ぶことも悪くありませんが、機能性や価格を必ずチェックしてから購入しましょう。
また、南京錠のデザインもメーカーや商品ごとによって異なります。アンティークやレトロ風であったり、豊富なカラーバリエーションがあったり、ハートや星の形をしている南京錠もあります。デザイン性にこだわりたい人は、形状や色もチェックポイントです。
南京錠のベストな選び方
より使いやすい南京錠を見つけたい人は、重さに注意しましょう。持ち運びする場合は、特に気を付けるポイントです。また、あまりにも安すぎる南京錠は、使い勝手が悪く、セキュリティ面も甘い可能性があり、できるだけ選ばないようにしましょう。
最先端のテクノロジーを搭載している商品が欲しい人は、スマートロックがおすすめです。こうした南京錠のベストな選び方について見ていきましょう。
1. 持ち運びを考えれば軽量が良い
金庫や倉庫などで南京錠を利用する分には、あまり重さは関係ありませんが、旅行で持っていく際は、重さは重要です。なぜなら、重量のあるタイプを選んでしまうと、旅行の邪魔になるからです。1kg近くあるタイプであれば、持ち運びは簡単ではありません。だからこそ、軽量タイプを見つけるようにしましょう。
また、重さだけではなく、サイズもコンパクトであれば、使い勝手が良いです。手のひらサイズなどの大きな南京錠であれば、自ずと重量も増えてしまいます。どこで使用するのか、何に鍵を付けたいのかで南京錠の重量やサイズを選ぶと良いでしょう。
小さいサイズの南京錠のデメリットを挙げるとすれば、鍵自体もコンパクトになり、紛失しやすくなります。そのため、重量を意識しすぎて、小さすぎるタイプも選ばない方が紛失リスクを避けられるでしょう。
2.安すぎる南京錠は見極めが必要
100円ショップなど安価で手に入れることができる南京錠は、使用目的によっては選択しない方が良い可能性があります。100円ショップの南京錠の品質が低い、というわけではなく、100円という売値の中で実現できる最大のパフォーマンスを出しています。そのため、希望する南京錠の機能によっては、それが実現できる高価な商品を選ぶ必要があります。
3. スマートロックなのか
南京錠が話題のスマートロックであれば、非常に使い勝手が良く、セキュリティ面も問題ありません。スマートロックはドアに取り付けたり、工事して取り換えたりする商品が主流ですが、南京錠タイプもあります。
鍵要らずのスマートロック
スマートロックとは、専用アプリをダウンロードしたスマホそのものが鍵となり、実物の鍵を持ち歩かなくても解錠できる優れたアイテムです。スマートロックの種類によっては、スマホを取り出さなくてもドアを開けられます。たくさん荷物を持っている時などは便利です。
海外では普及している商品ですが、日本では2015年より出回り始め、昨今ではさまざまな商品がリリースされ、年々進化を遂げています。Wi-Fiで開閉できる種類、Bluetoothを利用するタイプ、遠隔操作できる種類、開閉の履歴をチェックできるタイプ、ハンズフリー機能搭載など、各製品によって特徴が異なります。
基本的にはスマホを利用しますが、タブレットにアプリをダウンロードしても、解錠可能です。手軽に利用できるスマートロックの中には、家のドアにテープで取り付けるタイプだけではなく、南京錠タイプもあります。
カードキーを併用するスマートロックや専用のリモコンで解錠するタイプのスマートロックもあります。また、民泊、シェアオフィス、コワーキングスペースなどがスマートロックの活躍する場面として知られています。
スマートロックはスマホ以外でも利用可能
スマートロックは、スマホを紛失した場合でも、別の端末にアプリをダウンロードしてIDなどを入力すれば、利用可能です。スマホの充電が切れてしまった場合も、同じやり方で解錠できます。実物の鍵であれば、こうした対応はできず、専門業者に鍵開けや交換などを依頼しなければなりません。
また、鍵を受け渡す際も、URLを送るなど簡単に対応できます。さらに、鍵を閉め忘れた際も、自動で閉まる機能を備えている種類もあり、セキュリティ面も安心です。南京錠タイプであれば、防水性や耐久性にも優れています。
スマートロックはメリットだけではない
スマートロックには、いくつかデメリットが存在しています。まずは、システムの不具合によって鍵を利用できないトラブルに巻き込まれるリスクがあることです。通信機器だからこそ、アップデートの不具合などに影響されてしまいます。
また、ハッキングにも注意が必要です。過去にホテルにてハッキング事件があり、トラブルに巻き込まれた人もいます。さらに、スマートロックは、最先端のテクノロジーを搭載しているからこそ、安い価格のアイテムを見つけられません。高ければ50,000円を軽々オーバーする商品もあります。
南京錠タイプであればあらゆる場所で利用できますが、ドアに取り付ける種類の場合、ドアの形などによっては対応不可のケースもあります。さらに、スマートロック本体とスマホの充電が切れてしまっている時は、正常に動作しません。
こうしたデメリットも踏まえて、スマートロックの南京錠タイプも検討してみましょう。素晴らしい商品に出会えれば、価格以上にメリットを実感できるはずです。
スマートロックを選ぶコツ
スマートロックは利用目的によって選び方が異なります。家で利用する場合は、顔認証できるタイプや複数人でシェアできる種類がおすすめです。ビジネスシーンならば、権限の設定可能なタイプを選び、部外者がオフィスに入室できないようにしましょう。
また、賃貸マンションに住んでいる人は、工事して取り付けるタイプは不向きです。両面テープでドアに付けられる種類を選びましょう。その他にも、防災・防犯機能に優れているタイプであれば、安心して利用できます。
南京錠タイプは、自転車、金庫、倉庫、トランク、ジムなど、さまざまなシーンで利用可能です。Bluetooth接続や指認証で解錠できるタイプもあり、最新のテクノロジーを搭載しながらも、アナログの南京錠のように開きます。
スマートロックには、比較的新しい製品のため、まだまだ課題があります。しかし、新作がリリースされるたびに、欠点だった部分も改良されています。スマホ、タブレットなど、短期間で進化を遂げているデバイスのように、スマートロックも低価格で使い勝手の良いアイテムが増加すると言えるでしょう。
おすすめの南京錠
項目 | Tapplock one+ |
商品画像 | ![]() |
寸法 | 約56.0(W)×34.0(D)×87.0(H)mm |
質量 | 約260g |
価格(税込) | 13,800円 |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=359 |
おすすめの南京錠はスマートロックの「Tapplock one+ 」です。特徴などを詳しく解説していきましょう。
Tapplock one+
項目 | Tapplock one+ |
商品画像 | ![]() |
寸法 | 約56.0(W)×34.0(D)×87.0(H)mm |
質量 | 約260g |
価格(税込) | 13,800円 |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=359 |
「Tapplock one+」(タップロックワンプラス)は、500人分の指紋認証を登録可能であり、指紋だけではなく、アプリを操作したBluetooth接続やモールス信号によって開けられるスマートロックです。つまり、暗証番号や鍵を必要せず、使い勝手が非常に良いアイテムです。
また、防水性、耐候性に優れているだけではなく、2時間の充電でおよそ1年間持続できるバッテリーです。そして、Bluetooth4.0以上、対応OSはiOS8.0以降、もしくはAndroid4.4.2以降が対応機種です。アプリをダウンロードする場合は、AppledユーザーはApp Store、AndroidユーザーはPlayストアで検索しましょう。
利用時の注意ポイントは、防水性に優れながらも、長時間の雨は、故障の原因です。そのため、外で使う人は、防水キャップなどで対策しなければなりません。また、本体のLEDライトが点滅している時は、充電切れのサインですので、アプリで充電量を定期的にチェックしておきましょう。
保証内容も無視できません。6カ月の保証期間はありますが、水での損傷、マニュアル通りに使用していないなどのケースは本体の交換不可です。
口コミ
・さまざまな場面で使える
・雨に負けない
・コンパクトすぎるかも
・もう少し機能が欲しい
「Tapplock one+」は、自転車、金庫、倉庫、旅行、ジムなど、さまざまな場面で利用でき、しかも簡単に持ち運べると評判の南京錠です。また、よほどのことがない限り、水にも負けませんので、外で使いたい人にもおすすめです。
こうした良い口コミだけではなく、シンプルすぎるデザインに高い評価を下していない意見もあります。サイズがコンパクトであることも、人によっては不満になるポイントです。
さらに、他のスマートロックと比較すれば、13,800円と安値ではあるものの、機能性が乏しいかもしれません。だからこそ、もう少し機能が欲しいという口コミもあります。「Tapplock one+」にハンズフリー機能などは備わっていませんので、自宅玄関の鍵としては、物足りない種類と言えます。
南京錠タイプのスマートロックでセキュリティ強化を
・重さも重要
・スマートロックがおすすめ
南京錠は、自宅の戸締りには適している鍵ではありませんが、金庫や倉庫、旅行中には最適なアイテムです。昨今では、スマートロックでも南京錠タイプが販売されています。さまざまなメーカーから多彩な商品がリリースされていますので、それぞれの特徴を知り、購入しましょう。
コスト面は非常に重要ですが、安ければ低品質とは限りません。また、より防犯効果を高めたい人は、機能性も要チェックです。メーカー、デザイン、カラーなども選ぶ際は確認しましょう。
100円ショップでも南京錠は売られていますが、品質に問題があり、すぐに故障するなど鍵として機能しない可能性もあります。予算に余裕があり、セキュリティ面を気にしている人は、スマートロックがおすすめです。
南京錠タイプのスマートロックは、指認証で解錠できたり、耐久性にも優れていたりとメリットがたくさんあります。スマートロックは基本的に高値ですが、南京錠タイプはそうでもありません。最先端の技術を搭載したスマートロックで、より身の回りの防犯性を高めませんか。