ネットワークカメラの選び方のおすすめは機能性と利用用途から考えよう!

今、ネットワークカメラがおすすめ。様々な使い道も
ネットワークカメラというと、防犯目的で購入するケースが多いですが、それ以外にも様々な用途に活用ができます。例えば高齢者や小さな子供、ほかにもペットが家にいる場合、外出先からネットワークカメラを使って家の状況を確認することも可能です。
しかし現在のネットワークカメラには様々な機能がついており、どういった機能があるのかを知らないと選び方すら分かりません。そこでどういった基準で選ぶのか、さらにはおすすめの商品まで紹介していくので、ぜひネットワークカメラを買うときの参考にしてみてください。
ネットワークカメラの選び方
ネットワークカメラを選ぶには価格、機能性、メーカーなど様々な判断基準があります。最適な商品を選ぶためには相場価格や、どういった機能があるのかを知っておくことがおすすめです。ここではネットワークカメラを選ぶうえでの必要な知識を身に付けておきましょう。
1. 価格で選ぶ
ネットワークカメラといっても1万円以内で購入できるものから、100万円以上するものまで様々です。そこでネットワークカメラの平均的な価格を知ることで、商品を選ぶ価格基準を明確にしておくことをおすすめします。
上記は価格.comのネットワークカメラ売れ筋10以内の価格を参考に平均価格と価格帯を示したものになります。価格によってはネットワークカメラで見回せる角度の範囲や、ピントを合わせるのに必要な最短撮影距離などの機能性の違いがあるので注意してください。ただし価格の安さが低品質につながるわけではなく、おすすめは選び方次第。あくまでも機能の違いがあるというだけです。
そのため価格だけで商品を選んでしまうと、本来の利用用途に合わないネットワークカメラを選んでしまいかねません。ネットワークカメラに対してしっかりとどういった機能が必要なのかを考えて、そのなかで低価格のものを選ぶことが大切です。
2. 機能性で選ぶ
ネットワークカメラを導入する場合、様々な利用用途が考えられます。主に以下のような機能が備わっているかを判断基準にしてみてください。
機能 | 利用用途 |
パン | 左右方向の首振り |
チルト | 上下方向の首振り |
ズーム | 部分拡大 |
暗視機能 | 夜間撮影が可能 |
ワイヤレス対応 | 無線LANによる設置が可能 |
動体検知 | 撮影範囲内の動きに反応して撮影を行う |
スマホ対応 | スマホとの連携機能が搭載されている |
音声の入出力 | 音声の遠隔確認、カメラ越しに話かけられる |
防水機能 | 防水のため屋外での使用が可能 |
NAS録画対応 | 外部ハードディスクへの録画が可能 |
パン、チルト、ズーム機能
ネットワークカメラを選ぶうえで、広範囲の撮影が可能であることは重要です。そのため左右上下にどの程度カメラを振れるか、パンやチルトがどの程度可能なのかを見ておくべきでしょう。またズーム機能があれば詳細な確認も可能になるので、ネットワークカメラでどの程度のズームが可能なのかも併せて確認しておくことをおすすめします。
暗視機能
ネットワークカメラを導入する場合、24時間稼働できることは重要です。そのためにはネットワークカメラでは夜間撮影が可能な暗視機能が必須だと考えてください。特に赤外線LED搭載のものであれば、暗闇だったとしても長距離の撮影が可能になります。
ワイヤレス
従来は有線タイプのものが多かったネットワークカメラですが、現在はワイヤレスタイプのものが多く販売されています。これによりネットワークカメラ接続時に面倒な配線作業がなくなり、ケーブルによる設置場所の制限も少なりました。また、設置場所を変更することも容易にできるので、できればワイヤレスタイプのものを選ぶことをおすすめします。
動体検知
カメラの撮影範囲内で動きがあった場合に撮影を行う「動体検知機能」というものがあります。ネットワークカメラで常時録画をするのであれば不要な機能ですが、データ量が多すぎて保存しきれない場合にはおすすめです。また上位製品では警告灯が備わっているものもあるので、より防犯レベルを高めることも可能です。
スマホ対応
ネットワークカメラにスマホとの連携機能が備わっているなら、外出先からリアルタイムでカメラ映像を確認することができます。ほかにもカメラの向きを遠隔操作することも可能で、ペットや自宅にいる小さい子供、ご年配の方を見守る用途としてもおすすめの機能です。
音声の入出力
ネットワークカメラの機能では、音声に関しても注意しておく必要があります。ネットワークカメラがとらえた音声を確認できるのであれば、映像だけでは確認できない異常を察知することが可能です。また、ネットワークカメラ越しに話しかけることができれば、侵入者に対して警告することも可能で、より防犯レベルを向上することができるでしょう。
防水機能
屋外にネットワークカメラを設置するのであれば、防水機能は欠かせません。ただ防水構造のものは高額になるため、購入は慎重に行うことをおすすめします。
NAS録画対応
ネットワークカメラ内臓のメモリーカードで録画する場合、大容量のデータを保存することはできません。しかしネットワーク接続可能な外付けハードディスクであるNAS(ネットワークアタッチトストレージ)を利用すれば、長時間録画が可能となりおすすめです。
ネットワークカメラを選ぶうえで、機能性を重視することが最も大切です。ただしそればかり重視してしまうと、どうしても高価格なものしかなくなってしまうので注意しましょう。商品にはそれぞれ特徴があります。大切なのは自分が考えている用途に適したネットワークカメラを選ぶことです。
3. メーカーで選ぶ
ネットワークカメラは様々なメーカーが手掛けており、日本だけでなく海外メーカーの製品も数多く販売されています。ネットワークカメラメーカー別に価格や耐久性、安定性や機能性など様々な違いがあるので、具体的にどのような違いがあるのかも理解しておきましょう。
AXIS(アクシス)
本社がスウェーデンにあり、1996年に世界初のネットワークカメラを発明した専門メーカーになります。179カ国90,000社のパートナーと連携しており、業界を常にリードしている存在です。なお、アクシスのネットワークカメラは値段も安く、世界一の安定性を誇るとも言われています。
Panasonic(パナソニック)
日本メーカーでネットワークカメラを購入する場合の定番メーカーです。安定性が高く使い勝手のよいBBシリーズに、高画質なi-proシリーズなどユーザーニーズを掴んだラインナップが用意されています。特にネットワークカメラを使用して遠隔監視をしたいと考えているのであれば、コストパフォーマンスに期待していいでしょう。
CANON(キャノン)
世界No.1のネットワークカメラ製造企業であり、さらに2015年にアクシスを買収することで、業界シェアを拡大することに成功しました。可動式ネットワークカメラのズーム性能や耐久性に定評があります。ただしネットワークカメラの価格が少し高いイメージがあるのも否めません。
VIVOTEK(ビボテック)
カメラメーカーの世界シェア第4位の本社を台湾に置く会社です。ネットワークカメラにおいても低価格で高性能というコストパフォーマンスの高さに定評があります。
ORIENT BRAINS(オリエントブレイン)
防爆カメラや炉内カメラなどの、産業現場で利用される監視カメラに特化した日本のメーカーです。主に石油化学、発電所、製紙工場などといった産業現場の安全監視システム構築という面からネットワークカメラを扱っています。
メーカーでネットワークカメラを選ぶとなると、どうしてもネームバリューで選んでしまいがちです。ただしメーカーごとにそれぞれ商品の強みがあります。例えばネットワークカメラでの遠隔監視を考えていて、コストを抑えたいならパナソニック。ネットワークカメラの耐久性を重視したいのであればキャノンといった具合です。
あくまでもどういったネットワークカメラの利用用途なのかを考えて、それを実現させるにはどのメーカーの商品を利用するのが最適なのかをぜひ考えて下さい。
ネットワークカメラのベストな選び方
ネットワークカメラを選ぶ際には、やはり機能から選ぶ必要があります。そこでまずは基本的に必要な機能を抑えておくことをおすすめします。それを踏まえて、防犯用や見回り用といった自分の利用目的にあった機能を持った商品を探していくことが重要です。
1. 基本的に必要な機能
まず現在のトレンドとして、ネットワークカメラにおいてワイヤレス・スマホ対応・NAS録画対応は必須だと考えてください。
ワイヤレス対応しているネットワークカメラは以前から販売されていますが、現在は価格も手頃になってきているので購入にかかる負担も多くありません。ネットワークカメラを設置する場所はどうしても天井などの高い部分に限られてしまうので、配線の影響を受けないワイヤレスのものを選びましょう。
次にネットワークカメラがスマホ対応であることで、外出先からも操作や視聴ができるようになります。これによって様々なニーズに対応することができるので、基本的な機能として抑えておくのがおすすめ。そして長時間の録画に耐えられるよう、NAS録画対応しているものを選んでみてください。
2. 防犯用として屋外に設置する場合
ネットワークカメラの利用用途には様々なものがありますが、防犯用に利用されることがやはり多いです。そこで夜間監視も可能なように暗視機能があるネットワークカメラを選んでください。
ほかにも音声の入出力が可能なネットワークカメラであれば、防犯の幅が広がります。また屋外に設置することになるので、防水性や耐久性が高いネットワークカメラを選ぶようにしましょう。
3. ペットの見守り用として屋内に設置する場合
ペットの見守り用であれば、とにかくネットワークカメラの可動領域が大切になります。どこにいるのか分からないペットを外出先から確認するには、自分の見たいところにカメラを動かせなくてはいけません。価格の安いネットワークカメラだと可動領域が狭い場合もあるので注意してください。
また餌を自動で上げるなどの、ペットの世話に特化したネットワークカメラもあるので、併せて確認しておくといいでしょう。
おすすめのネットワークカメラ
ネットワークカメラは様々なものがあるので、いくつかおすすめを紹介しておきます。価格重視、機能性重視、メーカー重視という視点でおすすめできるものを上げているので、ぜひ参考にしてみてください。
商品名 | YI DOME CAMERA 720 | petSTATION | 【+Style ORIGINAL】スマートセキュリティカメラ |
商品画像 | ![]() |
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寸法 | 約93.0×64.0×110.0mm | 約320x350x170mm | 約79.0×133.0mm |
質量 | 236g | 約3kg | 約152g |
価格(税込) | 4,480円 | 32,184円 | 7,800円 |
評価 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=260 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=299 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=355 |
価格重視の人はYI DOME CAMERA 720
商品名 | YI DOME CAMERA 720 |
商品画像 | ![]() |
寸法 | 約93.0×64.0×110.0mm |
質量 | 約236g |
価格(税込) | 4,480円 |
評価 | ★★★★☆ |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=260 |
安価な値段でネットワークカメラを導入したいと考えるのであれば、YI TechnologyのYI DOME CAMERA 720がおすすめです。112°広角レンズ、水平回転345°、垂直回転115°で360°をカバーし、約92万画素のハイビジョン撮影で鮮明に家の状態を確認できるおすすめネットワークカメラです。
暗視距離が最大約3mの暗視機能付き、動作検知機能付き、さらにノイズカットマイクと高品質のスピーカーにより外出先からでも会話可能で4,480円の低価格ながら、様々なニーズに応えてくれるネットワークカメラ、YI TechnologyのYI DOME CAMERA 720。また水平、垂直、天井のいずれにも設置が可能な利便性もおすすめポイントです。
口コミ
・外出先からでも子供と話せて便利です。
・多少の遅延があるのが気になりました。
・天井以外の設置だと撮影できる範囲が狭くなる。
全体的に画質が良く、充実した機能があり、設置も簡単で使いやすいネットワークカメラだという意見が目立ちました。とにかくコストパフォーマンスは高いと考えて間違いありません。ただしズーム機能が欲しいなどのより踏み込んだニーズには対応できないので、利用用途を踏まえて購入を検討することをおすすめします。
機能性重視の人はpetSTATION(ペットステーション)
商品名 | petSTATION |
商品画像 | ![]() |
寸法 | 約320x350x170mm |
質量 | 約3kg |
価格(税込) | 32,184円 |
評価 | ★★★★★ |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=299 |
ペットステーションはネットワークカメラでありながら、遠隔でペットの世話ができる商品です。高画質ネットワークカメラで外出先からスマホアプリでペットの様子が確認できる以外にも、様々な機能がついています。
予約機能を使えば、1日20回、1度に100gまで外出先から餌を与えることが可能です。またこの際にネットワークカメラを通して事前に録音しておいた買主の声でペットを呼ぶことも可能だったり、ビデオ通話中に静止画を撮影できたりと、普段とは違ったペットとのコミュニケーションを楽しむこともできる点でもおすすめです。
口コミ
・タイマーでご飯の時間を規則的に設定できて便利です。
・カメラ越しに呼びかけるとペットが飛んできて楽しい。
・飼っているのが気分屋の猫なので、決まった時間に餌を出してもなかなか食べてくれず、あまり活用できませんでした。
・うちの猫は暴れん坊で、餌が出てくる部分をいじってよく倒してしまいます。
旅行や外出が多い人にとっては、とても便利でおすすめできるネットワークカメラのようです。またネットワークカメラ越しにコミュニケーションすることが楽しいという意見があるように、新しいコミュニケーションツールとしても活躍しています。ただし飼っているペットによっては餌を出す部分を壊してしまうといったいろいろなトラブルがあることも否めません。
メーカー重視の人は【+Style ORIGINAL】スマートセキュリティカメラ
商品名 | 【+Style ORIGINAL】スマートセキュリティカメラ |
商品画像 | ![]() |
寸法 | 約79.0×133.0mm |
質量 | 約152g |
価格(税込) | 7,800円 |
評価 | ★★★★☆ |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=355 |
「+Style ORIGINAL」とは玄関からリビング、キッチン、ベッドルームにある様々な家電を1つのアプリで操作できる画期的な仕組みになります。そのなかの1つの商品となるスマートセキュリティカメラも、+Styleアプリを利用して外出先から簡単に家の状態を確認することが可能です。
自動的に赤外線暗視モード搭載カメラに切り替わり、夜間や暗闇の撮影も問題ありません。交互通話も対応しており、スマホ側からカメラ越しに話すこともできます。さらに動きや音に反応するセンサーもついているので、防犯に最適な商品といえます。
口コミ
・画質も良く、特に不満はありません。
・自動録画機能、動きや音に対するセンサー、自動暗視モードなど色々な機能がついていて助かっています。
・スマホ操作に慣れていないので、慣れるまで少し時間がかかった。
・センサーに反応した場合、静止画ではなく動画で残るもっとよかった。
高画質で様々な機能がついていることもあり、利用者から大きな不満は感じられません。ただしスマホ操作になれていなかったり、もっと細かい配慮をしてもらえると有難いといった声もあるようです。そのため安価な値段ではありますが、自分の利用用途と必ず照らし合わせてから購入することをおすすめします。
ネットワークカメラは利用用途にあったものを選ぶ
ネットワークカメラといってもスマホ対応やワイヤレス対応といった機能から、ペットに自動で餌を上げるといった機能を持つものまで様々。またパンやチルト機能も、商品によってどこまで広範囲に操作できるかが異なるため注意して商品を選ばなくてはいけません。
そこで重要になるのが、やはり自分が何のためにネットワークカメラを買うのかということです。利用用途を明確にし、それに見合った機能がついているもののなかから最適なネットワークカメラをぜひ選ぶようにしてください。
・最低限必要な機能は把握しておく
・利用用途から必要な機能を抑えておく
ネットワークカメラを選ぶ際、値段やメーカーを判断基準にする方法もありますが、最も重要なのは機能性です。パン、チルト、ズーム機能や暗視機能、そのほかにもワイヤレス対応なのか、スマホと連携できるかといった点も注意して見ておきましょう。
また、スマホ対応、ワイヤレス対応、NAS録画対応は現在のトレンドです。そのためこれらの機能が搭載しているネットワークカメラを最低限選んでおくことをおすすめします。
最後に、機能性を重視するからといって、あらゆる機能が充実しているものを購入する場合にはどうしても高価格になりがちです。そこで、防犯での利用かペットの見守りでの利用かなど、利用用途を明確にすることが大切です。