ドライブレコーダーの選び方は機能に関する3つのポイントに注目しよう

ドライブレコーダー選びに悩む人へ
交通事故やあおり運転など、運転中のトラブルから身を守るためとして、ドライブレコーダーの需要が増えています。実際にドライブレコーダーを購入したいが、役に立つドライブレコーダーを選ぶにはどうすればいいかわからないと悩む人も多いようです。
本記事では機能にはじまり、ドライブレコーダーによくある選び方を踏まえ、実際の選択に大切なポイントを3つ挙げます。価格、機能性、メーカーそれぞれを重視した場合のおすすめドライブレコーダーと口コミを紹介します。これを読むことで、ドライブレコーダーの選び方がわかり、ユーザーに見合ったものを選べるでしょう。
ドライブレコーダーの選び方
ドライブレコーダーの選び方は3つあります。ドライブレコーダーの価格、ドライブレコーダーの機能性、信頼度の高いメーカーのどれかを基準にした選択です。
1.ドライブレコーダーの価格で選ぶ
機能やメーカー以前に、なるべくドライブレコーダーにコストをかけたくないという理由で、ドライブレコーダーの安さにこだわる人がいるようです。実際の人気のあるドライブレコーダーの相場額は以下のとおりです。
※大手ECサイト調べで、記事執筆時点の上位10台のドライブレコーダーの平均価格を四捨五入で表示しています。
同じドライブレコーダーでも商品ごとに価格が異なるのは、ドライブレコーダーの機能性などの違いなど様々な理由があります。安価だからといって品質が低いとは限らず、低い製造コストで高いドライブレコーダーの機能性を発揮するため、コストパフォーマンスに優れていることもあります。
安いドライブレコーダーを選べば、それだけ出費を抑えられるメリットはあります。機能面にこだわりを持ち、条件を満たすドライブレコーダーを絞り込み、そのなかから最も安いものを決めればいいのです。
価格が安いドライブレコーダーのデメリットは、ワケアリであったり、機能に乏しいなどの理由で満足に使用できない可能性が高いことです。安さだけにとらわれず、ドライブレコーダーの詳細情報をチェックし、ドライブレコーダーの機能面が最低限充実しているかをチェックすることが大切です。
2.ドライブレコーダーの機能性で選ぶ
ドライブレコーダーに期待できる機能を以下の表にまとめます。
・ドライブレコーダーがあれば自動車保険が割引される機能
・ドライブレコーダーは警察の誤認を防ぐ機能
・ドライブレコーダーがあれば自分の運転を見直せる機能
交通事故、あおり運転、車上荒らし、当たり屋、傷や落書きなどのイタズラなどのトラブルの証拠として、ドライブレコーダーがの便利な機能が役立ちます。近年は交通に関するトラブルがテレビで大きく報じられる機会が増加し、被害を未然に防ぐためにドライブレコーダーの需要が上がっているようです。
保険会社によっては、ドライブレコーダー設置で保険料を割り引いてもらえるサービスもあります。身に覚えのない交通違反を警察に疑われても、レコーダーの映像を証拠に無実を証明することも可能です。
ドライブレコーダーは自身の運転の記録なので、危なかったり、手間取ったりした場面がないかどうかをドライブレコーダーを使って見直すきっかけにもなります。
ドライブレコーダーは機種ごとに特徴や機能が異なるため、自身の希望に沿ってドライブレコーダーの商品を見極めることが大切です。例えば事故対策に専念するなら、録画機能における画質がよく、録画時間が長いレコーダーを選びましょう。車上荒らしや駐車中の当て逃げ対策にこだわる場合はドライブレコーダーの機能面で駐車監視モードの有無をチェックすることが大切です。
ドライブレコーダーの機能性にこだわるメリットは、自身が希望する条件に合わせて機能を選定し、理想的なドライブレコーダーを絞り込みやすいことです。しかし、機能性の高いドライブレコーダーはほかより価格が高いケースも多いので、許容範囲の予算に従って、最も希望の機能に近いドライブレコーダーを選ぶよう意識しましょう。
機能性はドライブレコーダーの選択において最も重要なポイントです。予算を無駄遣いしないためにも、複数のドライブレコーダーの機能を比較し、一番良いと感じたドライブレコーダーを選ぶよう心がけましょう。
3.メーカーで選ぶ
機能や価格だけでなく、知名度の高いメーカーで選ぶ方法もあります。人気あるドライブレコーダーのメーカーは、CMなどで宣伝されていたり、ネットショップや価格比較サイトにおいて特定のカテゴリーのランキングで複数が上位に入っていたりします。
メリットは、総合的に使いやすいドライブレコーダーを入手しやすいことです。人気のあるメーカーには、評価される理由があるので、メーカーでドライブレコーダーを絞り込むことで、機能に恵まれたものを入手できる可能性があります。
ただし、メーカーはドライブレコーダーの製造に基準を設けているため、基本的なドライブレコーダーのクオリティが一緒です。画質が悪い、コストが高い、特定の詳細な機能がないなど、メーカーとしての弱みを受けやすいデメリットがあります。
有名なメーカーだからとドライブレコーダーにいきなり手をつけるのではなく、ユーザーのコメントなどの情報を複数集めて分析し、本当に役に立つドライブレコーダーかを見極めましょう。自身が希望する機能を意識し、目当てのメーカーのドライブレコーダーは希望条件を充分に満たしているかをチェックすることが大切です。
ドライブレコーダーのベストな選び方
ドライブレコーダーを選ぶには3つの大切なポイントを念頭に置くことが重要です。ドライブレコーダーの画質、ドライブレコーダーの視野の広さ、ドライブレコーダーの駐車監視機能の有無です。
1..画質をチェック
ドライブレコーダーの選択でこだわって欲しいポイントのひとつはドライブレコーダーの録画機能における画質です。ドライブレコーダーの画質は、解像度と画素数で示されます。鮮明な順番に、WQHS (2560×1440) 、フルHD (1920×1080) 、HD (1280×720) とランク付けされています。最近は200万画素以上の機能を持つドライブレコーダーが多く市場に出回っているようです。
事故やあおり運転の被害にあった際、ドライブレコーダーの映像が鮮明であることで証拠として採用されます。特に事故の相手の顔、ナンバープレート、標識などが認識できるかどうかは大切です。これらの機能が不完全でデータが不鮮明だと、捜査や裁判時に証拠として採用されない可能性があります。
また、夜間の撮影は対象物を鮮明に映しづらいです。映像が全体的に暗くなると、ドライブレコーダーの画質が悪くなることさえあります。カメラの前に障害物があり、ドライブレコーダーの赤外線がそこに反射することである程度は改善されますが、見通しのよい道路だと赤外線反射のきっかけになるものが少ないので、高画質機能を守り切れません。
トンネル出口などで発生する逆光にも注意が必要です。逆光の影響で、ドライブレコーダーが本来の明るさの強弱を識別しづらくなる結果、「白飛び」という映像が明るくなりすぎる現象や、「黒つぶれ」という暗くなりすぎたりする現象で正確に対象物を捉えられなくなります。
このような事態を防ぐためにも、夜間撮影時も高画質を維持してくれるドライブレコーダーを選ぶことが大切です。200万画素レベルのドライブレコーダーになると屋外に置けるAHD夜間カメラなどでも見られるため、夜間撮影時の画質へのこだわりが強い人にとってはポイントになるでしょう。
白飛びや黒潰れは、ドライブレコーダーのWDR (ワイドダイナミックレンジ) や、HDR (ハイダイナミックレンジ) 機能で防御できますので、こちらの有無もチェックしてみましょう。
2.視野が広いか、前後撮影が可能か
ドライブレコーダーを選ぶには、画質や機能だけでなく視野の広さにも注目しましょう。視野が広いことで、前方だけでなく、側面も取りこぼしなく撮影できます。ドライブレコーダーにカメラ機能を2つ設けて、前後撮影ができるものもあります。
ドライブレコーダーの視野が狭いと、トラブルの解決に対応できないケースがあります。前方しか映せないドライブレコーダーの場合、後方からの追突の証拠を得られなかったり、車上荒らしや車に傷をつけるイタズラの決定的瞬間を撮影できない場合があります。以上のような事態を防ぐためにも、ドライブレコーダーの視野にこだわることは大切です。
ドライブレコーダーの画角は、横方向の撮影範囲を意味する水平画角、縦方向の垂直画角、斜め方向の対角画角があります。このうち水平画角に注目しましょう。水平108°以上が望ましい基準で、正面だけでなく、側面の大部分を映像に捉えられます。
ミニバンやトラックなど車高が高い車の場合は、垂直画角も60°以上あることが望ましいです。垂直画角が狭いドライブレコーダーを導入すると、上下の方向が画角に収まらない可能性があるからです。
ドライブレコーダーによっては、360°カメラ機能を搭載しているものもあります。どの方向から車をぶつけられても証拠に残せますし、車上荒らしやイタズラの接近の瞬間もドライブレコーダーを使って取りこぼしなく撮影できます。トラブルや防犯対策として、ドライブレコーダーの視野を大部分確保しておくことは大切です。
3.駐車監視機能付きにこだわる
ドライブレコーダーの選択には、駐車監視機能の有無もポイントです。駐車中の車上荒らし、当て逃げ、イタズラ対策にはドライブレコーダーの駐車監視機能が役立ちます。
駐車監視機能付きドライブレコーダーには、G (加速度) センサーや動体検知センサーが搭載されており、被害に遭う瞬間をレコーダーに収めてくれます。駐車中の他車からの接触事故では ドライブレコーダーのG センサーが、車上荒らしなどの犯罪行為にはドライブレコーダーの動体検知センサーが反応してくれます。
以上のセンサーがドライブレコーダーに信号を送信し、撮影を促します。これらはエンジンをオフにしても機能しており、愛車の監視や事件の解決などに役立っています。
常時録画方式のドライブレコーダーだと長時間の機能によりデータ容量が満杯になりやすいです。しかし、衝撃に反応するイベント記録機能や、周囲の人間の動きに反応するドライブレコーダーの動体検知記録機能を使うことで、1回の録画時間を30秒~1分程度で済ませられます。
駐車監視機能付きのドライブレコーダーの6割はオプション対応になっており、車両バッテリーへの配線や電源用バッテリーの導入などで臨時出費が想定されますので、予算はドライブレコーダーにおける臨時出費も計算しておくことが大切です。
おすすめのドライブレコーダー
以上の内容を踏まえ、おすすめのドライブレコーダーを紹介します。おすすめの理由や商品に対する口コミの例も挙げます。
YI Technology YI DOME CAMERA 720
商品名 | YI Technology YI DOME CAMERA 720 |
商品画像 | ![]() |
寸法 | 幅約93.0×奥行き64.0×高さ110.0mm |
質量 | 約236g |
価格 (税込) | 4,480円 |
特記事項 | iOS、Android端末対応、ビデオ解像度:720P (約92万画素)、水平回転345度、垂直回転115度レンズ搭載、2GHzのみWi-Fi対応、USBケーブルでバッテリーは常時接続、MicroSD カードは8~32GB対応 (別売) 、アプリ「YI Home」と連携、暗視機能、動作検知、2-Wayオーディオ搭載、充電アダプター・USBケーブル・ネジ2本・マウントプレート・日本語マニュアル同梱 |
評価 | なし |
商品詳細 | https://plusstyle.jp/shopping/item?id=260 |
YI Technology YI DOME CAMERA 720は、ドライブレコーダーではなく、ホームセキュリティカメラです。しかし機能の関係上、ドライブレコーダーへの応用も可能です。
画質の方は最大720P (約92万画素) と多くのドライブレコーダーほどではありません。しかし、暗視機能により約3メートル先まで捉えられるうえ、940nmの赤外線センサーも備えています。ドライブレコーダーにありがちな夜間撮影時の画質阻害のリスクが抑えられています。
レンズは360°水平回転し、115°の垂直回転を見せます。カメラはオートクルーズ機能で自動回転し、人の動きを自動的に検知し、追跡も行います。検知した場合はスマートフォンに10秒動画としてプッシュ通知記録されます。
接触事故やあおり運転などの運転中のトラブルや、車上荒らしやイタズラなどの駐車中のトラブルも検知しやすいです。動作感知センサーにより家などのほかの場所から常に車の様子をチェックできます。
カメラは高品質スピーカーとノイズカットマイクを搭載したHi-Fi 2-wayオーディオを備えています。運転中に家族などほかの人と会話することも可能です。専用アプリ「YI-Home」からアクティビティ機能、暗視赤外線ライトコントロール、オートクルーズ、動き感知レベルなど、複数の設定を簡単にカスタマイズできます。
価格4,480円です。商品選びは安さが全てというわけではありませんが、ドライブレコーダーの相場をはるかに下回る安さで、ドライブレコーダーとして揃える場合コストパフォーマンスが期待できるのは事実です。
口コミ
YI Technology YI DOME CAMERA 720に関する口コミは以下のとおりです。
・視野が広くオンオフは (車の外から) 可能
・モーション検知機能の制度が高く、光の明滅にも反応する
・micro SDカード挿入で常時録画ビデオのモーション検知地点をチェック可能な機能
・ハンズフリー通話が普通に使える
・複数台での同時アクセスが同じIDとパスワードで可能
・家族で同じカメラを共有できる
・安価で機能に恵まれている
・あと2個ぐらい欲しくなる値段
・ソフトバンクならではの安定した品質と機能
・アプリは日本語対応だが、FAQは英語で日本語非対応
YI Technology YI DOME CAMERA 720の恵まれた機能は、口コミからもうかがい知れます。ドライブレコーダーとして重要な画質や視野の広さに対しポジティブな評価をする人もいます。車に装着した場合は、車の外からドライブレコーダーのオンオフの切り替えも可能であり、そういった機能が楽だと感じるユーザーもいるようです。
ハンズフリー通話やカメラ共有など、コミュニケーションツールとしてのドライブレコーダー機能の充実性も複数のユーザーから好意的に評価されています。
レビューのなかで特に目立つのは、安価を理由としたコストパフォーマンスの高さです。ドライブレコーダーの相場の5分の1で買えるため、自宅と車用に2つ買うパターンも考えられます。ソフトバンクが取り扱う品であり、メーカーを基準にして選んでも損はしづらい事実もユーザーに伝わっているようです。
このドライブレコーダーについて、ネガティブな評価にも注意が必要です。初期の起動にあたりスマートフォンアプリで示されたバーコードをカメラに読み込ませる必要があるのですが、機能が難解で苦労したという口コミが見られます。また、ドライブレコーダーの日本語マニュアルがありながらFAQは日本語非対応なので、翻訳機能も合わせた対応が必要と考えられます。
以上の口コミを参考に、DOME CAMERA 720を有意義に使いましょう。
ドライブレコーダーは機能性が最優先
・ドライブレコーダーの機能性で最もこだわるべきポイントは画質、視野、駐車監視機能である。
・ドライブレコーダー以外でも、YI Technology YI DOME CAMERA 720のように、機能が見合えばホームセキュリティカメラをドライブレコーダーに応用することも考えられる。
ドライブレコーダーの選定時は機能性、特に画質は最も重要であると認識したうえで行いましょう。コストやほかの機能などを自身の希望条件に照らし合わせ、最も理想的なドライブレコーダーを決めることが選定のセオリーです。