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探し物が見つかるスマートトラッカー。選び方や注意点を徹底解説

探し物が見つかるスマートトラッカー。選び方や注意点を徹底解説

これで安心。スマートトラッカーで落とし物・探し物がみつかる

最近さまざまなメディアでloTグッズが取り上げられていますが、これは「モノがインターネットと繋がることであらゆる可能が広がる商品」です。その中の一つであるスマートトラッカーは、スマートタグや忘れ物防止タグ、アイテムトラッカーと呼ばれ、落としてしまった物を探すことが出来るんです。

財布やカギなど、失くしたくないものにつけるだけで探し物をみつけることができるスマートトラッカーですが、米国No.1シェアを誇るブランド「Tile(タイル)」が2017年12月に上陸したことで、使い始める人が徐々に増えてきました。

ここでは、スマートトラッカーについて「使ってみたいけど、使い方がよく分からない」「実際どんな機能があるのか知りたい」「どんなアイテムが人気あるのか比較したい」などのよくある疑問について、徹底解説していきます。

そもそもスマートトラッカーって?

スマートトラッカーとはどんなアイテムなのでしょうか。スマートトラッカーは、BluetoothやGPS機能を利用してスマートフォンでその位置情報を閲覧することができる端末のことをいいます。多くの人が財布やカギなどが家の中や外出先で「あれ?どこいったんだろう」と慌てた経験があると思います。

そんな時、スマートトラッカーを活用すれば、ほぼリアルタイムで探し物がどこにあるのかスマートフォンで確認することができます。また、スマートトラッカーは失くしてしまったものを探すだけでなく、根本の「なくす」という落とし物を防止する機能がついているスマートトラッカーもあります。

スマートフォンとスマートトラッカーの距離が一定以上離れると、ブザーがなり知らせてくれます。スマートトラッカーのこの機能があれば、格段に落とし物をする機会を減らせることができます。

また、スマートフォンに「〇〇(探し物)を忘れていませんか?」と画面に表示して知らせてくれるスマートトラッカーもあり、ブザーでは音が耳障りという方にもおすすめです。

スマートトラッカーのメリット

メリット
・部屋の中でなくしたものが探せる
・なくした場所が分からないものを探せる
・他のユーザーが探し物を見つけてくれる

部屋の中でなくしたものが探せる

「家や部屋のどこかに必ずあるが、どこにいったかわからない」といった時に役立つのが、スマートトラッカーのメイン機能であるアイテムファインダー機能です。スマートトラッカーとスマートフォンをBluetoothで接続することで、探し物が見つからないときにスマートフォンを操作するとスマートトラッカーがブザーで場所を知らせてくれます。

また、スマートフォンも紛失しやすいという方におすすめなのが、スマートトラッカーからスマートフォンを鳴らせる機能です。この機能は全てのスマートトラッカーについているわけではないので、スマートトラッカーを選ぶ際には確認が必要です。

なくした場所が分からないものを探せる

スマートフォンについているGPS機能を利用したスマートトラッカーの機能になります。「どこで、いつなくしたか見当もつかない」「おそらくあの場所でなくしたが、確認しに行く時間がない」落とした事実はあるものの、どこに落としたかわからないといったときに便利な機能です。スマートフォンでスマートトラッカーの専用アプリから場所となくした時間を調べることができ、おおよその見当をつけることができます。

また、ペットや小さいお子様、認知症を抱えているご老人などの居場所を確認するためにスマートトラッカーを使われている方も多くなっています。有効範囲内でしか使えないといったデメリットがあるものの、慌てず居場所を知ることができるので安心です。ただし、製品によってはGPS機能が搭載されていないスマートトラッカーも多くあるので確認が必要です。

他のユーザーが探し物を見つけてくれる

同じブランドのスマートトラッカーを使用するユーザーのコミュニティを利用して探し物を見つける「クラウドトラッキング」という機能があります。

貴重品を落としてしまった、盗まれてしまったなどなくした場所が全く分からない場合でも、Bluetoothの有効範囲をはずれてしまった場合に、対象である探し物が、同じスマートトラッカーを使っている他のユーザーのBluetoothの有効範囲に入るとGPS位置情報を知ることができます。この機能を使えば、海外旅行先や遠方でなくした場合でも、他のユーザーの助けで見つけることができます。

スマートトラッカーの選び方

選び方
・有効範囲で選ぶ
・電池交換の有無や使える時間で選ぶ
・スマートトラッカーの形状やデザインで選ぶ
・自分の使っているスマートフォンに対応しているかどうかで選ぶ
・防水機能の有無

有効範囲で選ぶ

スマートトラッカーはスマートフォンとBluetoothで繋がっているので、Bluetoothが利用できる範囲が限られています。有効範囲はアイテムによって異なりますが、多くの有効範囲は20mから60mほどで、家や近隣程度であれば十分活用できる範囲になります。

当然、この有効範囲をはずれた場合はスマートトラッカーを使って探し物を見つけることは困難になるので、近隣など家や職場から離れた場所でも使いたいといった場合は範囲が広く使えるものを選びましょう。先程触れた、ペットや小さいお子様、ご老人である探したい対象が自ら動く場合も範囲は広く使えるスマートトラッカーがおすすめです。

電池交換の有無や使える時間で選ぶ

スマートトラッカーは内蔵された電池によって動くアイテムになります。この電池を交換できるスマートトラッカーとできないスマートトラッカーがあります。電池交換ができない場合、その都度新たにスマートトラッカーを購入しなければなりません

電池交換ができるスマートトラッカーは、電池が切れたら基本的に市販で手に入れることができる電池で交換可能です。電池交換ができないタイプのスマートトラッカーと比較すると価格が高いものが多いと言えます。ただし、都度交換するものを複数回買うより安い場合があるので、スマートトラッカーを長い間使う場合自分で電池交換できるタイプがおすすめです。

スマートトラッカーの形状やデザインで選ぶ

スマートトラッカーには大きくわけて2種類の形状があります。鍵やカバンなど輪がついているものにはキーホルダータイプ、財布や書類などには収納できるプレートタイプのスマートトラッカーがおすすめです。

基本的にはプレートタイプのスマートトラッカーのほうが比較的厚みが抑えられていますが、最近ではキーホルダーでもスマートなものが発売されているのでキーホルダータイプのスマートトラッカーを財布などに入れている方も少なくありません。また、カラーやデザインなども以前に比べると豊富になってきているので、自分の好みに合わせて選ぶのもおすすめです。

自分の使っているスマートフォンに対応しているかどうかで選ぶ

スマートトラッカーの多くは、スマートフォンとの連携アプリが用意されており、そのアプリを使って探し物を探すことができます。そのため、自分が利用しているスマートフォンがアプリに対応しているか確認しましょう。また、BluetoothやGPS機能などの対応デバイスも合わせて確認することをおすすめします。

防水機能の有無

スマートトラッカーには防水機能が搭載されたものも多く流通しています。普段生活の中で使う財布や鍵などの貴重品は防水機能が搭載されたスマートトラッカーを選ぶことをおすすめします。飲み物をこぼしてしまったり、多少であれば雨に濡れてしまっても安心です。

おすすめのスマートトラッカー

では、みんなが選んでいるスマートトラッカーを比較しました。自分が使うシーンに合わせて、スマートトラッカーの重さや大きさ、機能を比べてみてください。

項目 Tile Mate
(タイル メイト)
Tile Sticker
(タイル スティッカー)

Tile Pro
(タイル プロ)

Tile Slim
(タイル スリム)

商品画像
寸法(㎜) 38.0×38.0×7.2 27×8.2(ボタン突起1.0) 59.0×34.0×7.7 54.0×86.0×2.5
電池タイプ 交換不可 交換不可 交換可 交換不可
電池寿命 最大約3年 最大約3年 最大約1年 最大約3年
防水機能 防水(IP67) 防水(IP67) 防水(IP67) 防水(IP67)
最大接続距離 約75m 約75m 約120m 約75m
商品詳細 https://plusstyle.jp/shopping/RE-44001-AP https://plusstyle.jp/shopping/RE-42001-AP https://plusstyle.jp/shopping/RE-43001-AP https://plusstyle.jp/shopping/RE-41001-AP

Tile Mate(タイル メイト)

Mate(メイト)はカギやバッグに最適な探し物トラッカーで、ileシリーズの中で一番スタンダードなモデルです。

おすすめポイント

・シンプルなデザインで使い勝手がいい
・厚さ10mm以下でキーホルダーにも収納にもおすすめ

Tile Sticker(タイル スティッカー)

Sticker(ステッカー)はリモコンや電子機器、カメラや旅行用品などに貼り付けられる小さなトラッカーです。シリーズ最小モデルでありながら、機能も充実しています。両面テープもついていて、あまり大きいトラッカーを付けたくないものに利用するのがおすすめです。

おすすめポイント

・コンパクトで目立たない
・従来の大きさのスマートトラッカーを取り付けづらい小さいものに付けるのがおすすめ

Tile Pro(タイル プロ)

Tileシリーズの中で最もハイスペックなトラッカーです。通信有効範囲は最大120m、音量も大きいのでより見つけやすくなっています。電池を交換して使うことが可能で、使い切りが気になる…という方にもおすすめです。

おすすめポイント

・シリーズで最も強力なBluetooth接続距離と音量。絶対に失くしたくない大切なものに
・電池の交換が出来る

Tile Slim(タイル スリム)

カードサイズの薄型トラッカーです。他のTileでは入らないような財布や定期入れにも入る形状なのがポイントです。

おすすめポイント

・薄いカード型なので、財布や定期入れ、社員証ケースなどに
・薄型だが、機能は他のTileと遜色ない

スマートトラッカーの注意点

便利で使い勝手のいいスマートトラッカーですが、注意するポイントがあります。スマートトラッカーの注意点を知っておくことで「こんなはずじゃなかったのに」と落胆することを避けられます。

探し物がある場所のみ知ることができる

一つ目の注意点がスマートトラッカーはGPSデータロガーの代用にはならないということです。GPSデータロガーとは、つまり、スマートトラッカーは経路は確認できものではなく、現在位置のみが分かるものになります。

例えば、猫に装着した場合、GPSデータロガーでは行動範囲が、スマートトラッカーは今いる位置がわかります。どちらもGPS機能を利用したものなので混同しないよう注意しましょう。

地域によっては期待できない機能もある

探し物を探す上で、スマートトラッカーのクラウドトラッキングはユーザーが多ければ多いほど見つかりやすくなります。この記事で紹介したスマートトラッカーのブランドであるTileは世界の国と地域にユーザーがおり、日米国シェア№1のブランドです。その分、このスマートトラッカーのユーザーは多く、コミュニティの活用も多くなります。

ただ、ユーザーの少ない地域ではスマートトラッカーのクラウドトラッキングが機能しにくくなります。あくまでもスマートトラッカーの機能の一つと考え、過度に期待しすぎないようにしましょう。

スマートトラッカー Tile製品の設定方法

スマートトラッカーの設定方法がよく分からないといった口コミも散見されます。公式ガイドのURLを紹介しますので、こちらをご確認ください。

Tile使い方ガイド

スマートトラッカーを活用して落とし物をなくしましょう

スマートトラッカーはさまざまなシーン、さまざまなアイテムに使うことができます。どんな使い方をするかは人それぞれなので、使い方や確認すべきポイントを押さえて、自分に合ったスマートトラッカーを見つけましょう。

まとめ
・デザインや機能を知り、自分に合ったスマートトラッカーを見つける
・探し物を見つけるだけではないスマートトラッカーのさまざまな機能を使いこなそう
・家の中や外など使うシーンに合わせてスマートトラッカーの性能を選びましょう
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