【連載】+Style家電自動化メソッド ~スマートプラグの電力計測で便利編~

+Styleの家電・デバイスは、アプリを操作しなくても「タイマー」「お天気」「GPS」「+Styleデバイス」「スマートスピーカー」という5つの”おまかせ”で自動的に家電が動く「おまかせ家電」なんです。+Styleがおすすめする設定の「+Style家電自動化メソッド」、今回は「スマートWi-Fiプラグ」のおすすめ設定をご紹介します。
+Styleの「スマートWi-Fiプラグ」はコンセントに差し込んで使うスマート家電。リモートで通電のオン・オフを切り替えることができ、リモコン操作に対応していない押しボタン式の家電などと相性抜群です。
また「スマートモード」で自動化を設定することで、スマートではない家電のオン・オフをトリガーに複数のスマート家電を連携させることもでき、「スマートマルチリモコン」と組み合わせて活用したい製品とも言えます。
今回は、スマートWi-Fiプラグを活用した「スマート設定」の例を3つ紹介していきましょう。なお、スマートWi-Fiプラグと相性が良い製品は、押しボタンなどの切り替え操作でオン・オフを制御する電気製品です。例えば、間接照明や空気清浄機、サーキュレーターや電飾などが挙げられます。一方、安全上の理由から、ストーブ、こたつ、電気毛布、ホットカーペット、エアコンなどの電熱器具には使用を避ける必要があります。また、一つのコンセントにスマートWi-Fiプラグを2機装着することはできません。
【1】夜に照明を点灯するコントロールをしてみよう
スマートWi-Fiプラグを用いた自動化メソッドの基本は「時間帯による制御」。「スマートLED電球(調光)/E26」をはじめとしたスマート照明が対応していないような電飾や間接照明などの電源を、スマートWi-Fiプラグ経由で接続することで、日が沈んだら自動で電気がつくようなカスタマイズが行えます。
具体的な設定手順を紹介しましょう。まずアプリ「+Style」の「スマートモード」タブから「自動設定」の画面で「+」をタップ。「いずれかの条件を満たした場合」をタップして、「日の出・日の入り」をタップします。次の画面で「日の入り」を選択し、「次へ」をタップ。
「スマートモード」タブで、「自動設定」を選択し、「+」をタップ(左)。「いずれかの条件を満たした場合」欄にある「+」をタップ(右)
「日の出・日の入り」をタップ(左)。都市を選んだら「日の入り」を選択し、「次へ」をタップ(右)
続いて「以下の動作を実行する」をタップし、「デバイス」を選択。「スマートWi-Fiプラグ」を選び、次の画面で「電源」をタップします。ポップアップで「オン」を選択して「保存」をタップしましょう。
「以下の動作を実行する」欄の「+」をタップ(左)。「デバイス」をタップ(右)
「スマートWi-Fiプラグ」をタップ(左)。「電源」>「オン」>「保存」をタップして「次へ」をタップする(右)
最後に、スマート設定の名称を変更して、「保存」をタップすれば完了です。これで日没の時間帯になるとスマートWi-Fiプラグが自動でオンになり、家電製品に通電するような設定が行えました。
シーン名をタップし、名前を編集して「確認」をタップ(左)。「保存」をタップして設定完了(右)
なお、日の出でに合わせてオフにする場合には、同様の手順で別のスマート設定を作成し、「日の出」の時間帯をトリガーに、電源を「オフ」にするものを別途用意しておけばOKです。
【2】スマート家電を操作する物理スイッチにする
スマートWi-Fiプラグは、物理スイッチを備えているのも特徴。そのため、指でポチッとボタンを押すことで、スマートフォンを開かずとも家電のオン・オフを切り替えられます。
この物理スイッチの操作は、スマート設定のトリガーとしても活用できます。押しやすい場所にプラグを設置できることが前提にはなりますが、例えば、デスクにある電源にスマートWi-Fiプラグを設置しておき、これをオンにすると別の家電も連携してオンになるような制御が可能です。
具体的な設定操作としては、スマート設定の「いずれかの条件を満たした場合」で「デバイス」>「スマートWi-Fiプラグ」>「電源」をタップ。次の画面で「オン」を選択します。そして「以下の動作を実行する」でアクションを指定すればOKです。ここでは、スマートマルチリモコンであらかじめ設定しておいた、エアコンのリモコン操作で冷房をオンにしてみましょう。
「いずれかの条件を満たした場合」欄の「+」をタップ(左)。「デバイス」をタップ(右)
「スマートWi-Fiプラグ」>「電源」をタップ
「オン」を選択(左)。続いて「以下の動作を実行する」欄の「+」をタップ(右)
ここでは例として「デバイス」>「リビングエアコン」(※スマートマルチリモコンで筆写がカスタマイズしたもの)をタップ
ここでは25℃風量2の冷房で運転開始を指定し(左)、シーン名をつけて保存(右)
最後にシーン名をカスタマイズして、「保存」をタップすれば完了。これでデスクに座り、スマートWi-Fiスイッチのボタンを押すことで、冷房がオンになるようなカスタマイズができました。スマートWi-Fiプラグの先にはスマートフォンの充電ケーブルでも装着しておくのが良いでしょう。
なお、上記の設定では、寒い日にも冷房がついてしまいます。条件を増やすことでより精密なコントロールが可能です。具体的には、まずスマート設定の「すべての条件を満たした場合」の横にある下向き矢印をタップし、「すべての条件を満たした場合」を選択します。そして「+」をタップし、「外温度」が「28℃より大きい場合」などを指定しておくなどがオススメです。これで外気温が低い日にはスマートWi-Fiプラグのスイッチを押しても冷房はつきません。
【3】消費電力をトリガーにする
スマートWi-Fiプラグで測定した消費電力をトリガーに自動設定をカスタマイズすることも可能。言い換えるならば、スマートWi-Fiプラグ自体のスイッチオン・オフではなく、接続した家電のオン・オフをトリガーにした制御が可能となります。例えば、テレビをリモコンでオンにすると、連動してエアコンがオンになるような設定が可能です(※スマートマルチリモコンとの連携が必須)。
では、テレビの消費電力をトリガーにしてみましょう。まずはテレビの電源部分にスマートWi-Fiプラグを設置し、画面をオン・オフにした状態でのそれぞれの消費電力をチェックします。アプリ「+Style」の「マイホーム」タブに表示される「スマートWi-Fiプラグ」を選び、「電気使用量」をタップ。消費電力は「電力(W)」で表示されている数値です。
テレビの電源をスマートWi-Fiプラグに接続
テレビの電源に接続した「マイホーム」タブからスマートWi-Fiプラグを選び「電力消費量」をタップ(左)。テレビをオンにした状態での電力(W)を確認する。ここでは32W(右)
この数値で、家電のオン・オフを見分けられます。我が家のテレビではオフ状態で11W、オン状態で32W程度の消費電力だったので、例えば「30Wを超えたら」という条件付けが「TVをオンにしたら」と同じ意味になります。
それではテレビが付いたら連動してエアコンがオンになる設定をしてみましょう。スマート設定で「いずれかの条件を満たした場合」>「デバイス」>「スマートWi-Fiプラグ」>「電力(W)」をタップ。「電力(W)」画面でスライダを調整し、30Wに合わせます。タブは「より大きい」を選択して「次へ」をタップ。
「いずれかの条件を満たした場合」欄の「+」をタップし(左)、「デバイス」をタップ(右)
「スマートWi-Fiプラグ」の「電力(W)」を選択
ここでスライダで30Wを指定し、「より大きい」または「より小さい」を指定することで、テレビのオン・オフ切り替えをトリガーとして認識できるようになる。
アクションとしては、「以下の動作を実行する」で、先述した内容と同様に「スマートマルチリモコン」を活用してリビングのエアコンをオンにするよう整えればOKです。シーン名を入力して「保存」すれば完了。テレビのリモコンで電源をオンにすれば、連動してエアコンが着くようになります。
一見扱いが難しく思える「スマートWi-Fiプラグ」ですが、物理ボタンによる操作やスマートではない家電のオン・オフをトリガーにできるという点で使い勝手は抜群。別売の「スマートマルチリモコン」とのセットで使えば、既存家電のスマート化にひと役買うので、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。
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